“悪い母親”のレッテルを貼られたオリヴィア・ワイルドが物申す
2児の母で、俳優だけでなく映画監督としても活躍するオリヴィア・ワイルドが、子どもと一緒に写っている写真が少ないという理由だけで「子どもを捨てた」「母親の役割を放棄している」と非難され、“悪い母親”のレッテルを貼られることに苦言を呈した。
オリヴィアには元パートナーで同じく俳優のジェイソン・サダイキスとのあいだにオーティスとデイジーという2人の子どもがおり、ジェイソンとは破局後も協力して子育てを行なっている。
米ELLEのインタビューで子育てについて語ったオリヴィアは、「私は子どもたちの親権を元パートナーと共有しています。私が子供たちと一緒にいないところを写真に撮られただけで、世間の人たちから子どもを捨てたと思われます。まるで、私が暑い車の中に子どもたちを置き去りにしたと言わんばかりに(批判されます)。そして、私は母親の役割を放棄していると指摘されます」と言うと、続けて、外出するときにいつもひとりなのは、子どもたちを守るためにパパラッチに写真を撮らせないようにしているからだと説明した。
オリヴィアが子育てをめぐるネガティブな意見に声をあげたのは今回が初めてではない。オリヴィアは、最近、米Varietyのインタビューでも「私が子どもと一緒にいない姿を見て、世間の人たちは『よくもそんなことができるね』と言います。でも、男性に対してそんなことを言う人は見たことがありません。むしろは男性は子どもと一緒にいるだけで、ヒーロー扱いされます」と、子育ては両親が協力して行うものなのに、女性が育児をするのは“当たり前”で男性が育児をすると“特別扱い”という世の中の矛盾を指摘している。
ちなみに、オリヴィアとジェイソンは、現在、親権と養育権をめぐって争っている。ニューヨークで子育てをしたいジェイソンと、ロサンゼルスとロンドンで子育てをしたいオリヴィアとのあいだで意見が割れていることが原因で、まだ解決には至っていない。(フロントロウ編集部)