Prime Videoの新作ドラマ『ペリフェラル~接続された未来~』で兄妹を演じるクロエ・モレッツとジャック・レイナーにフロントロウ編集部が単独インタビュー。本物の兄妹のように相性の良い2人に“東京は本作のロケーションとしてぴったりでは”と振ってみると、「実は…」と、驚きの答えが返ってきた!

ドラマ『ペリフェラル~接続された未来~』とは
2032年のアメリカで、シミュレーションゲーム「シム」で難易度の高いレベルを代理でクリアするアルバイトをしているフリン(クロエ・モレッツ)とバートン(ジャック・レイナー)のフィッシャー兄妹。ある日新しい「シム」のベータ版のテストを依頼されて2099年のロンドンに飛ぶのだが、そこでフリンが目撃して盗んだ重大な機密が家族を危険にさらすことになる。2099年ロンドンでは事件の捜査をして、2032年アメリカでは未来から送り込まれたヒットマンと対峙し、2つの世界での戦いが幕開ける。製作総指揮はドラマ『ウエストワールド』のジョナサン・ノーラン&リサ・ジョイ。原作はサイバーパンクの父と呼ばれるベストセラー作家ウィリアム・ギブスンの同名小説。

初共演とは思えないくらい相性バツグンの2人

―最初にドラマについてクリエイターとどのような会話をしましたか?

クロエ・モレッツ(以下クロエ):リサとジョナサンに初めて会ったとき、まずは、『もうエピソードは書いてありますか? 読ませてもらえますか?』と聞きました。原作小説は読んであったのですが、信じられないほど内容が複雑で難解な作品なので、それをどのようにテレビ用の脚本に落とし込んだのかに強く興味があったのです。このミーティングでは、フリン・フィッシャーと私の比較の話で盛り上がりましたね。私たちには共通点がすごく多いので。その後、まずは2話分の脚本をもらって、私は夢中になって読んだわけですが、読んでみてすごくワクワクしましたし、彼らの完成させたものに非常に満足しました。ウィリアム・ギブスンの難解な作品が非常に分かりやすく伝えられていましたから。

―フリン・フィッシャーとはどのような共通点があるのでしょうか?

クロエ:異常なまでに多いですよ(笑)。一番の共通点は、私たちが2人ともゲーマーであること。私は小さい頃からゲーマーガールですが、フリンもそう。ゲームは彼女の得意分野であり、彼女の精神的な支えでもある。それは私も同じ。ゲームは私の精神形成に影響を与えたと思っていますし、ゲームを通して、物事の解き方や人生というパズルの解き方を教わりました。

画像1: 初共演とは思えないくらい相性バツグンの2人
画像2: 初共演とは思えないくらい相性バツグンの2人

―ジャック、あなたはバートン・フィッシャー役の何に惹かれましたか?

ジャック・レイナー(以下ジャック):まず、この作品のSF要素に惹かれました。原作を書いたウィリアム・ギブスンはサイバーパンクの父であり推理小説の父ですからね。そして、ドラマの制作チームは素晴らしい顔ぶれです。非常に挑戦的な作品だと思いましたし、たくさんの視聴者にリーチするポテンシャルがあると感じました。それに加え、役者として楽しめる作品だとも思えました。アクションが多いフィジカルな役ですし、バートンとフリンの間には深い人間ドラマがある。クロエと一緒にそれをスクリーンで伝えるのは楽しかったですよ。今作は、私のキャリアにおいて最も楽しいセットでした。

―おふたりは劇中で兄と妹を演じていますが、兄妹が持つ特別な絆を築くために一緒にしたことはありますか?

ジャック:制作が始まった時はまだパンデミック全盛期でしたから直接は会えませんでしたが、(iPhoneのテレビ電話である)フェイスタイムをよくしました。共演シーンについて話したり、とにかく、会う前からテレビ電話でたくさん話しましたね。最初からすごく気が合いましたし、共通点が多いことに気づきました。撮影が始まると、みんな、“これまでの人生ずっと知り合いだったんじゃないの!?”というくらいでしたよ(笑)。

画像3: 初共演とは思えないくらい相性バツグンの2人
画像4: 初共演とは思えないくらい相性バツグンの2人

下北沢が大好きなクロエ・モレッツ、来日して撮影がしたい

―ロンドンの美しい景観は今作のビジュアルにぴったりですよね。ただ、東京もロケーションとして最高だと思ったのですが、東京で撮影できるとしたらどんなシーンを撮りたいですか?

クロエ:その質問されるのすごく不思議。というのも私たち実は、前からこのドラマを東京でやりたいとずっと言っているんです。
ジャック:僕らみんなでそのアイディアをすっっごく強く推しているんですよ。
クロエ:推しまくっている(笑)。撮影が4分の1くらい進んだ頃から、プロデューサーは「えーっと、来シーズンは東京かな?」と言っていました。
ジャック:そうそう(笑)。
クロエ:まあでも真剣に、東京で撮影がしたいですよ。それに、また東京の街も散策したいですね。下北沢。シモは最高にクールな街で、東京で一番好きなエリアです。(欧米の)作品では渋谷とか都心が使われることが多いですが、それ以外の東京のエリアもスクリーンで見せられたら最高ですね。

―ぜひ東京で撮影してほしいですね! それが実現した場合、こちらで一緒にしたいことはありますか?

クロエ:食べまくります。日本のすべての食べ物を。
ジャック:北海道でスキーに行きたいですね。
クロエ:あ~、いいね。
ジャック:日本には一度だけ行ったことがありますが、日本をしっかり旅するのは前からの夢なんです。僕は日本のシネマの大ファンで、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲*)の作品も大好きです。日本は本当に魅惑的な場所で、ずっと探索したいと思っているので、もし行くことになったら1~2ヵ月は滞在したいと思っています。

* ギリシャ生まれで訪日後に日本国籍を取得した作家/記者。日本にまつわる文書を多く執筆した。

 ロンドンと米ノースカロライナ州で行なわれたシーズン1の撮影は約6ヵ月かけて行なわれたそうなので、シーズン1がヒットしてシーズン2が制作されることになった場合は、クロエとジャックにはぜひ日本に長期滞在してオンもオフも楽しんでもらえたらと思う。ドラマ『ペリフェラル~接続された未来~』は2022年10月21日(金)よりPrime Videoにて独占配信開始。

(フロントロウ編集部)

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