エリザベス女王と家の中で“ばったり遭遇”したら家族でも戸惑う
今年9月、世界中から惜しまれながらこの世を去ったイギリス王室のエリザベス女王が、一般の人たちだけでなく、家族にとっても偉大な存在であったことがわかるエピソードがある。
エリザベス女王とどこかでばったり遭遇したら誰でもパニックになると思うが、それは家族も同じだったよう。エリザベス女王の孫のヘンリー王子は、過去にイギリス国内で放映されたドキュメンタリー番組『Queen of the World(原題)』で、女王の住まいであるバッキンガム宮殿に短期滞在していたカリブ海諸国からの使節団にこんなことを語っていた。
「まだ2週間ほどしか経っていませんが、皆さんはおそらく私よりも長い時間をバッキンガム宮殿で過ごしていると思います。(宮殿内で)女王と鉢合わせたことはありますか?もし、廊下で突然彼女に出くわしても、慌てないでくださいね。そうは言ってもパニックになると思いますが。(自分も含めて)みんなそうなります」
ちなみに、一般人がエリザベス女王と偶然会うなんてことあるの?と思った方もいると思うが、まったくなかったわけではないようで、ある日、静養先のバルモラル城の外を散歩していたところ、アメリカ人観光客のグループから“普通のおばさん”と間違われたうえに、「エリザベス女王に会ったことはあるか」と聞かれ、「私は会ったことがないけど、(自身の護衛を指して)彼は女王と会ったことがあるんですよ」と答えたという逸話がある。(フロントロウ編集部)