ロン役ルパート・グリントが約41万円の罰金を支払ったワケ
映画『ハリー・ポッター』シリーズで主人公のライバル的存在のドラコ・マルフォイを演じた俳優のトム・フェルトンが、撮影現場の裏話を自伝『Beyond the Wand:The Magic and Mayhem of Growing Up a Wizard(原題)』で明かした。
シリーズ初期の生徒役の子どもたちの年齢は10代前半。とくに、動物が登場するシーンの撮影では、動物に気を取られたり、思いがけない行動を見て騒いだりして、撮影どころではなくなってしまうことも。
トムによると、最初の3作品でメガホンを取ったクリス・コロンバス監督は撮影をスムーズに行なうため、トムやハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフを含む子役全員に「撮影の邪魔をしたら1回につき10ポンド(約1,600円)の罰金を支払う」というルールを設けていたという。
「撮影の邪魔するとレッドカードを渡されました。レッドカードを渡された人は、用意された袋に10ポンドを入れなければなりませんでした。そして、撮影終了後、そのお金はすべてチャリティーに寄付されました」
しかし、ルールがあっても守らなければ意味がない。そのルールを破りまくって、罰金の合計額がすごいことになってしまった生徒役がひとり…。それは、ロン役のルパート・グリント。トムいわく、ルパートは「一度、ツボに入ってしまうと笑いが止まらないタイプ」なのだそうで、最初の2作だけで2,500ポンド(約41万円)もの罰金を支払ったそう。劇中で、ルパート演じるロンが先生に注意されるシーンがあったことを思うと、このエピソードはなんだかロンっぽい。(フロントロウ編集部)