2023年注目のエクササイズトレンド
日々新しいトレンドが生まれるのは、ファッションやメイクだけでなくエクササイズも同じ。とくに近年ではSNSの普及やテクノロジーの発展によって、次々と新たなエクササイズが誕生し注目を集めている。
そんなエクササイズについて、2023年にトレンド入りが予想されるキーワードを海外の専門家が紹介。新しいエクササイズの取り入れ方から最先端の技術を活用したトレンドまで、注目の4つのキーワードをお届け。
分割して取り入れる「エクササイズスナック」
海外の多くのメディアで2023年のトレンドとして紹介されているのが、「エクササイズスナック」というキーワード。
「エクササイズスナック」とは一口サイズのお菓子をイメージした新しい言葉で、1日のうちにちょっとしたエクササイズを分割で行なう運動方法。たとえば朝食前に10分のヨガ、昼休みに10分の散歩、夕食後に15分の筋トレというように生活でできたスキマ時間にさまざまな動きを取り入れていく。
そのメリットについてニューヨークの人気フィットネススタジオ「The Ness」の創設者であるアリー・ジャンポロ氏は、「エクササイズスナックは、多くの時間を割くというプレッシャーなしに楽しく取り組むことができます」と米PureWowで説明。さらにこまめに身体を動かすことで幸せホルモンの一種であるエンドルフィンの分泌も活発になり、ストレスの発散にもなるそう。
ホットな空間で行なうエクササイズ
温かい空間で行なうエクササイズも、2023年に本格的なトレンド入りが予想されるエクササイズ。セレブも実践し、日本でも知名度が高いホットヨガやホットピラティスなどのエクササイズが、より盛り上がっていくのだという。
そしてそれだけでなく、より進化したホットエクササイズもじわじわ話題を呼んでいる。たとえば遠赤外線によって温められたスタジオで激しい有酸素運動や筋トレを行なうエクササイズや、専用のサウナルームの中でHIITトレーニングを行なうサウナエクササイズなどがすでに海外で誕生していて、ネクストトレンドとして大注目。
これらを含むホットな空間で行なうエクササイズ全般が一大トレンドとなるよう。
長寿のためのウエイトトレーニング
2023年には、健康的に長生きするためのウエイトトレーニングもトレンド入りするのだとか。ダンベルやバーベル、ケトルベルといったウエイトを使った筋トレを指すウエイトトレーニングは、筋肉をつけたい人やメリハリのあるボディを目指したい人が行なうものというイメージが強かったけれど、2023年はその意識が変わっていく年だと言われている。
その流れのきっかけとなったのが、ここ数年で女性の筋トレ人口が増えたこと。サブスク型のオンラインフィットネスプログラム「Tempo」のCEOであるモアウィヤ・エルディーブ氏は、「女性の間で筋力トレーニングへの関心が高まり会話が増えたことで、減量やボディビルのためのものという固定観念が崩壊しつつあります」と米Mind body greenで説明。
適度に筋肉をつけることで長期的なケガや病気のリスクを抑え、健康的な身体を保ち続けることを目指す人を多くなっていくのだという。
VRエクササイズ
機器と連動したオンラインフィットネスや、AIを搭載したホームエクササイズ機器などがたくさん登場しすでに戦国時代となりつつある欧米では、VRを活用したエクササイズの波が到来。
VRゴーグルを着用し、バーチャル リアリティの世界を体感しながら行なうエクササイズがより一般的なものに。VRエクササイズは、ゲーム感覚で身体を動かせるのが何よりのメリットで、楽しみながら有酸素運動や筋トレを取り入れることができる。
ちなみに日本でも、Meta社の「Meta Quest 2」などの機器を使うことでVRエクササイズが自宅で体験できる。
2023年はニーズに沿った取り入れやすいエクササイズから最先端のエクササイズまで、幅広いエクササイズがトレンド入りしそう。気になるエクササイズをぜひチェックしてみて。(フロントロウ編集部)