まさかのF1王が、日本で爆走!?
F1ドライバーのルイス・ハミルトンが投稿して話題の映像は、世界的な人気を誇る日産スカイライン GT-R(R34)のハンドルを握り、かなりご機嫌な様子で東京ドリフトを楽しむ様子が映し出されれたもの。その投稿には「サーキットを走るのが好きだけど、例外もあるよ」と上機嫌なコメントが添えられていた。
しかしながら動画には、深夜の首都高速道路を150キロ超えで暴走する様子や、強烈なスピンを行ない白い煙を上げ、車内のシフトレバーからも白い煙が立ち上がるという、かなり無茶な運転を披露。
ルイスはF1ドライバーの中でも圧倒的1位のフォロワーを持ち、世界中に熱狂的なファンを持つことで知られるが、そのため投稿には約176万人以上からの“いいね!”が寄せられ、注目の高さを見せた。
しかしその一方であまりにも無茶な運転に、「公道での危険行為」「日本をもっとリスペクトして欲しい」「日本のレジェンドカーを大切に扱って」などと、ルイスを批判するコメントが相次いだ。
ルイスが村上隆とのコラボウェアを着用して運転しているこの映像は、2022年10月に開催されたF1日本グランプリ出場による来日時に撮影されたものと見られ、日産スカイライン GT-R(R34)の車両は、レンタカーショップ「おもしろレンタカー」で1泊レンタルしたもよう。
一連の批判を受け、車両を貸し出した「おもしろレンタカー」の従業員がTwitterに投稿。「こちらはおもしろレンタカーの車ですが、これは弊社が許可をして撮影されたものではありません。このような走行は一切禁止しております」とコメントした。
こちらはおもしろレンタカーの車ですが、これは弊社が許可をして撮影されたものではありません。このような走行は一切禁止しております。 https://t.co/5Ud0stH44t
— おもしろレンタカー 中のひと (@info82262789) November 24, 2022
フランスでもスピード違反
さかのぼる2007年、マクラーレン レーシングと契約したばかりの22歳の若者だったルイスは、フランスの高速道路で時速196 kmでスピード違反しているのを発見され、国内での1カ月間の免許停止を受けた過去を持つ。
現時点では日本での爆走運転が法的な問題になるかどうかは不明だが、F1グランプリでの優勝が103回という驚異的な記録を持ち、史上最も成功したF1ドライバーだとしても、レンタル契約におけるルール違反はもちろん、交通違反は決してしてはならない。
いまだに海外のクルマ好きの間では、映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT 』のように、東京で豪快にドリフトすることを夢見るファンが多いことで知られるが、今回のルイスのような真似はせずに、ドリフトが存分にできるサーキットで楽しんでほしいもの。
(フロントロウ編集部)