映画『ハムナプトラ』シリーズなどの代表作で知られるブレンダン・フレイザーが、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされるも授賞式には出席しないのはなぜ?(フロントロウ編集部)

映画『The Whale(原題)』で重度の肥満に苦しむ英語教師のチャーリーを演じた俳優のブレンダン・フレイザーが、第80回ゴールデン・グローブ賞の主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされた。しかし、ブレンダンはノミネートされても授賞式に出席するつもりはないと断言している。

映画『ハムナプトラ』シリーズなどの出演作で知られるブレンダンは、ハリウッドを代表する売れっ子俳優のひとりだったが、徐々に映画出演が減っていき、表舞台から姿を消した。その原因を作ったのが、ゴールデン・グローブ賞を主催するハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)の元会長フィリップ・バーク氏だった。

2018年、ブレンダンは2003年にバーク氏から下半身を触られるなどのセクハラ行為を受けたことを告発。当時の自分の心境を公の場で話したり、この事件が自身を物語るエピソードのひとつとして語られたりするのが嫌で、被害にあったことをずっと打ち明けられずにいたブレンダンは、事件のトラウマから心を病み、映画界と距離を置くようになった。なお、HFPAはブレンダンの告発を受けて調査を行なったが、“触ったのは事実だがセクハラではない”と結論づけた。(フロントロウ編集部)

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