『マンマ・ミーア!』監督が3作目を語る
2009年に公開されると、ミュージカル映画の火付け役として世界中で大ヒットした映画『マンマ・ミーア!』は、その続編となる『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』を2018年に発表。
映画終了後もキャストたちの交流は続いており、『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』で共演したアマンダ・サイフリッドとリリー・ジェームズが2022年のエミー賞授賞式で仲睦まじい姿を見せたことは話題になった。
そんな『マンマ・ミーア!』には、以前から3作目が制作されるとのウワサが浮上している。そして、今回、『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』のオル・パーカー監督がScreen Rantで語ったことが注目を浴びた。
「ミュージカルと最初の2作の天才プロデューサーであるジュディ・クレイマーは、常に3部作になるように計画しています。それしか言えないんです」とオルが話すと、続けて「1作目は莫大なお金を稼いだが、我々もそれなりに稼いだと思います。3作目を求める声があるのも知っているし、彼女(ジュディ)にもプランがあるのも知っています。素敵なことだと思いませんか?」と、3作目の計画が生きていることを明かした。
3作目についてアマンダが懸念している問題もクリアに
『マンマ・ミーア!』に出演していた多くのキャストが、3作目の出演について前向きなコメントをしている。しかし、アマンダは以前、「私は以前にも言ったことがあるけれど、もう一度言います。これがまた間違っていることを願います。3作目を制作するにあたり、十分なABBAの楽曲がないと思うんです。『Super Trouper』も、『Mamma Mia』も、違う方法で使い回す必要があるだろうから」と、米Colliderで楽曲不足になることを懸念した。
しかし、ABBAは2021年に約40年の時を経て復活し、アルバム『Voyage』をリリース。10曲入りのアルバムはコロナ禍で大ヒットし、米Billboard 200では2位を記録。
そのため、アマンダが懸念している楽曲不足という点はクリアされたように思われる。
実際にジュディも「頭の中で何ヵ月も(『マンマ・ミーア3』について)進めてきました。けれど、コロナ(のパンデミック)に入ってしまったんです。いつかまた続編が公開されると思います。(『マンマ・ミーア!』は)3部作にするつもりなので」と英Daily Mailとの電話インタビューで答えていることから、数年後に『マンマ・ミーア!』の3作目が見られる可能性は高い。(フロントロウ編集)