映画『ハリー・ポッター』シリーズでハーマイオニー・グレンジャーを演じたエマ・ワトソンのボディダブルを務めたフリック・マイルズの現在の職業とは?(フロントロウ編集部)

『ハリー・ポッター』シリーズでエマ・ワトソンの代役を務めたフリック・マイルズ

 映画『ハリー・ポッター』シリーズの1作目『ハリー・ポッターと賢者の石』から3作目『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』まで、初期の3作品でハーマイオニー・グレンジャー役のエマ・ワトソンのボディダブル(代役)を務めたフリック・マイルズ。

画像1: ©️Flick Miles/Instagram

©️Flick Miles/Instagram

 英ノースロンドン出身のフリックは10歳だった当時に『ハリー・ポッターと賢者の石』の撮影現場に呼ばれて、エマと似ていることや、ハリー役ダニエル・ラドクリフやロン役ルパート・グリントと並んだ時のバランスの良さからエマのボディダブルに抜擢。14歳までボディダブルを務めた。

 「私の役割としては、基本的には遠くから撮影する時や、ハーマイオニーの後頭部を撮影する時などに私が使われました。あるいは、ハーマイオニーの手だけ映す必要があった時もそうです」と、フリックは英Daily Mailとのインタビューで振り返った。

 ずっとセットで一緒だったこともあり、フリックとエマは友人同士になったそうで、「ダンス教室にも一緒に通いましたし、絵を描いたり、男の子について話したりだとか、典型的な10代っぽいことを一緒にしていました」と英Daily Mailに語っている。「エマのそばにいるのが大好きでしたし、彼女も私のことを大好きでいてくれたと思います。一緒に過ごすことが多かったですが、それは女の子が私たちしかいなかったので仕方なくということではなく、純粋に友だちになれたからだと思っています」。

フリック・マイルズの現在の職業

 今でこそ、エマとは連絡を取り合っていないというフリックだが、他のキャストたちとは連絡を取り合っているそう。「Facebookでは大勢の人たちと繋がっているので、彼らがスポットライトから離れたところで何をしているかを見られることは嬉しいです」とフリックは英Daily Mailに語った。

画像2: ©️Flick Miles/Instagram

©️Flick Miles/Instagram

 そんなフリックは現在、ジャーナリストとして活動する傍ら、『ハリー・ポッターと賢者の石』の公開から20周年を記念して、2021年からポッドキャスト『Behind The Wand: Stories From The Harry Potter Films(原題/“杖の向こう側:映画『ハリー・ポッター』シリーズの物語”の意味)』をスタート。

 このシリーズはフリックが司会となって『ハリー・ポッター』シリーズに携わったクリエイターたちに当時の話を訊くというもので、これまでに『ハリー・ポッターと賢者の石』のエグゼクティブ・プロデューサーであるダンカン・ヘンダーソンや、自身の後に『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』から『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』までエマのボディダブルを務めたエレン・リスターなどがゲスト出演している。

 自らが司会となって『ハリー・ポッター』シリーズのクリエイターから話を訊くという、勉強熱心な優等生であるハーマイオニーの代役らしい番組を制作しているフリック。彼女がボディダブルになってから20年以上が経過しているが、やはり『ハリー・ポッター』シリーズは彼女のなかでも思い出深い作品になっているよう。(フロントロウ編集部)

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