ヘンリー王子が過去の行いを反省
イギリス王室のヘンリー王子が、過去に多くの批判を受けた出来事についてNetflixのドキュメンタリー番組『ハリー&メーガン』で振り返った。ヘンリー王子が「人生最大の過ちのひとつ」として挙げたのは、2005年に仮装パーティーでナチス・ドイツのコスプレをした騒動。
若い頃のヘンリー王子は今と違ってかなりやんちゃで、軽率な行動で世間を騒がせることも多く、薬物や飲酒の問題でリハビリ施設に送られたと報じられたこともあった。当時、ナチスの制服を着たヘンリー王子の写真がメディアに報じられるや否や、国内外から厳しい批判にさらされた。ヘンリー王子はすぐに謝罪のコメントを出したが、不名誉なことに、この事件は今もなお王室のスキャンダル史に残る出来事として語り継がれている。
「人生最大の過ちのひとつです。そのあと、とても恥ずかしい気持ちになりました。過ちを正したいという思いでいっぱいでした。ロンドンでラビ(ユダヤ教の指導者)と会って話をして、大きな影響を受けました。それからドイツのベルリンに行って、ホロコーストの生存者とも話をしました。無視していたら、また同じ過ちを繰り返していたかもしれません。しかし、私はそこから学びました」
また、ヘンリー王子は、とくに王室には「無意識のバイアス(Unconscious Bias)」があり、「それは実際には誰のせいでもない」としながらも、だからといって責任を免れることはできないとして、「誰かに指摘された、あるいは自分の中で認識したら、それを正すことが必要です。それは教育であり、意識改革であり、私を含め、すべての人にとってつねに進行中の作業なのです」と語った。(フロントロウ編集部)