アメリカのディズニーランド及びディズニーワールドが、一部で悪質な振る舞いをするゲストが増えていることを受けてルールを更新した。(フロントロウ編集部)

アメリカのディズニーランドが一部のゲストの振る舞いに警告

 アメリカのディズニーランド及びディズニーワールドが、ゲストが守るべきルールを更新。パークを訪れるにあたって“知っておくべきこと”が書かれた「Top Things You Should Know」というセクションに、新たに「Courtesy(礼儀)」という項目が追加された。そのなかで、ディズニーはすべてのゲストに“尊敬”と“優しさ”、“思いやり”を持って他の人に接するよう求めている。

 「私たちは、この幸せな場所に来るすべての人に、尊敬と優しさと思いやりをもって人と接するようお願いします。ゲストの皆様に安全で楽しい時間を過ごしていただくために、私たちは定期的にディズニーランド・リゾートのルールを更新しています」

 なお、園内では何が許され、何が許されないのかなど具体的なルールを記した既存のページには、「他のゲストやキャストへの礼儀として、冒涜的な言葉の使用や、安全上の問題がある行為、違法行為、破壊的または攻撃的な行為、列に割り込んだり、他の人のために列の場所を確保したりすることはお控えください」と書かれている。

 ディズニーの広報担当者は「Courtesy」のセクションが追加された理由を明らかにしていないが、パーク内で悪質な振る舞いをするゲストが増えていることが原因だと米Orange County Registerは伝えている。

 実際、今年7月にディズニーワールドのマジック・キングダムで2組の家族のあいだで乱闘が発生し、1人が入院、3人が逮捕される事件があった。殴り合いまでいかなくても、口論になるケースは多くあり、米Walt Disney World News Todayによると、12月にもディズニーワールドのエプコットで喧嘩が起きている。また、ゲスト同士のトラブルだけでなく、キャストがゲストから暴言を吐かれるなどの被害もあり、一部のゲストのキャストに対する態度も問題視されている。

 ちなみに、パーク内で問題を起こした場合、厳重注意で済む場合もあるが、直ちに退去を命じられたり、ディズニーファンのあいだで“極刑”として知られる罰を受ける可能性もある。(フロントロウ編集部)

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