2人目の夫との子どもが欲しい。その思いから、IVF(体外受精)での妊活をしていたイディナ・メンゼルが妊娠を諦めた理由を明かした。(フロントロウ編集部)

40代で再婚、夫との子どもを体外受精で授かることを目指したが

 映画『アナと雪の女王』のエルサの声優で知られ、2023年1月20日からはディズニープラスでドキュメンタリー特番『イディナ・メンゼル:マディソン・スクエア・ガーデンまでの道のり』が配信されるイディナ・メンゼルがポッドキャスト番組『Not Skinny But Not Fat』に出演し、子どもを授かるために始めたIVF(体外受精)の治療をやめる決断をした時の心境を語った。

画像: イディナ・メンゼルと俳優の夫アーロン・ロアー

イディナ・メンゼルと俳優の夫アーロン・ロアー

 俳優のテイ・ディグスとの間に、2022年に13歳になったウォーカーという子どもがいるイディナは2017年に俳優のアーロン・ロアーと再婚。当初はアーロンとの結婚も、再び妊娠することに対しても決心がつかなかったものの、アーロンとウォーカーの交流を見ているうちに、その思いが強くなったという。

 「(新しいパートナーのアーロンが)私の息子と素晴らしい関係を築き、自然と強い絆で結ばれる様子を見ました。アーロン自身、(良い)父親になれるという自信がついてきたようで、そうなると、こちらもその機会を彼に与えたくなる。それに加え、息子もきょうだいが欲しいと言い出して、私もまだ母性的な感情を抱いていたので、トライしてみることにしました。でも、トライするには遅すぎたのです」 

 セレブ界では、俳優のヒラリー・スワンクが48歳になった2022年に双子の妊娠を明かしたほか、シンガーのジャネット・ジャクソンは50歳の時に、俳優のハル・ベリーは47歳のときに出産を経験するなど、高齢出産をする女性は多い。2022年に51歳になったイディナ自身も、当初は50歳目前での妊娠に期待を高めていたそう。

 「お医者さんは、『あなたの年齢なら、卵子や卵胞の数はまだ十分ありますよ』とかそういったことを言うのです。こういう会話は臨床治療のような感じがして、私にとっては不快でした。彼らの言葉で、高齢でも妊娠できる数少ない女性のひとりになれるという希望をある期間は持ち続けていました」

画像: イディナの子どもと元夫テイ・ディグス

イディナの子どもと元夫テイ・ディグス

流産や妊娠できないサイクルを経験し、夫とやめる決断

 しかし妊活を続けるなか、「流産や、うまくいかないサイクルをたくさん経験した」せいで「消耗してしまうんです」と明かしたイディナ。

 その結果、夫婦でやめ時について話し合い、人生計画を見直すことになったという。

 「少しずつ、人生に何を求めるかについての見方が変わり始めるのです。もしかしたら、そこにないものを求めようとしているのではないのかと。私たちはその気持ちに整理をつけました」と明かしたイディナ。夫のアーロンの気持ちについては「私たちが一生懸命トライしたことが、彼にとっては大切でした」と語った

 妊娠や妊活に対する考え方は十人十色。大事なのは当事者が安全で幸せであること。イディナの場合は当初の計画どおりにはならなかったが、それを経て、現在は夫婦で「すごくうまくいっています」という。(フロントロウ編集部)

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