映画『ハリー・ポッター』シリーズの最終章となった『ハリー・ポッターと死の秘宝』が2部作になることを知った時のハーマイオニー役エマ・ワトソンの反応が正直者すぎた。(フロントロウ編集部)

2部作に分けて公開された『ハリー・ポッターと死の秘宝』

 J.K.ローリング氏による大ヒット小説を映画化した映画『ハリー・ポッター』シリーズ。最終作となった『ハリー・ポッターと死の秘宝』はシリーズのなかで初めて2部作に分けて製作されて、『PART1』が2010年に、『PART2』が2011年に公開された。

画像1: ©️WARNER BROS PICTURES
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 主人公ハリーと宿敵である闇の魔法使いヴォルデモート卿の闘いの最終局面として、ヴォルデモート卿を倒すために彼の魂の一部が宿る「分霊箱(ホークラックス)」をすべて破壊していく壮大な旅を描いた『死の秘宝』。映画を観れば、内容の膨大さから2部作に分かれたことには納得がいくが、ハーマイオニー・グレンジャーを演じたエマ・ワトソンは当初、2部作に分けることに懐疑的だったそう。

エマ・ワトソンが『ハリー・ポッターと死の秘宝』を2部作にすることに懐疑的だった理由

 「正直に言うと、最初は『オーマイガー』って思いました」とエマは2010年に米Colliderとのインタビューで明かしている。「6作目を撮影していた時だったので、『オーマイガー、あと3作もある』って。ただただ呆気に取られていたという感じで、『盛りだくさんだ』って思いました」。

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 7作目を撮れば終了すると思っていた矢先に、最終章が2部作になると聞いたエマは、撮影中だった6作目『謎のプリンス』を含めて3作品を撮影しなければいけないことがよほど億劫だったのか、「『お金を稼ぎたいから?』とも思いました」と正直すぎる心境も告白。「冷ややかに見ていましたし、懐疑的でしたね。すぐに魅了されたわけではないというのが正直なところです」と打ち明けた。

 それでも、最終的には監督であるデヴィッド・イェーツらから話を聞いて、最終章を2部作に分けることにエマも納得したという。

 「デヴィッドたちプロデューサーとも話した時に、『すべてを1つの映画に詰め込むことはできないんだ。それだと多すぎてしまう。名作にはならないし、原作にも忠実でなくなってしまうからね。これを『死の秘宝』と呼んでいいのかも分からない。分霊箱を探してそれを壊すことに重点を起きすぎて、それをストーリーラインにまとめられるのかも定かではないんだ。別の呼び方をしなければいけないかもしれない。それくらいクレイジーなんだ』と言うことを言われて、それで私も、『なるほど』って思ったんです」とエマ。

 「その背景に至る筋道を聞いて、確かにそうするべきだということに私も思い至ったんです。すごく納得できましたし、私もそれを支持しました」と米Colliderに続けて語って、最終的には2部作に分けることに大賛成できたと明かした。(フロントロウ編集部)

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