ヘンリー王子の回顧録『Spare』に対する、ウィリアム皇太子らロイヤルファミリーの反応が明らかに。(フロントロウ編集部)

ヘンリー王子の暴露本をロイヤルファミリーはどう感じている?

 2020年3月末をもってイギリス王室を離脱したヘンリー王子が、自身の半生を振り返る回顧録『Spare(原題)』を出版した。ヘンリー王子に関する事柄だけでなく、家族や王室を非難するような内容も多く含まれており物議を醸している。なお、王室は『Spare』や、同著の宣伝のためにヘンリー王子が出演したいくつかのインタビュー番組に関して一切コメントを控えている。

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 でも、実際のところ、本の中で名指しされ、とばっちりを受けたチャールズ皇太子やカミラ王妃、ウィリアム皇太子、キャサリン妃らロイヤルファミリーのメンバーはどう感じているのだろか?

チャールズ国王

 ある関係者が米Vanity Fairに語ったところによると、チャールズ国王は『Spare』に書かれていることすべてに「深く傷ついている」という。

 さらに、別の関係者は米Page Sixに、「ヘンリー王子が何を書くのか、とくに自分たちの人生の極めて個人的な出来事が語られることへの懸念があったのは間違いないでしょう。チャールズ国王は(困難にあっても)くじけずに前に進むという伝統的な姿勢を貫いています。エリザベス女王の『文句は言わないし、説明もしない』を守っているのです。ウィリアム皇太子は、『私たちは人種差別をする家族ではありません』という声明を出したときと同じように、攻勢に出るべきだと主張しましたが、国王に却下されました」と明かしている。

カミラ王妃

 『Spare』のなかで、ヘンリー王子からメディアに情報をリークした犯人扱いされたカミラ王妃は「ただただ驚嘆している」と、米Vanity Fairは伝えている。

ウィリアム皇太子

 ヘンリー王子夫妻と親交がある伝記作家のオミッド・スコビー氏は、関係者から聞いた話として、「ウィリアム皇太子は打ちひしがれています。彼は弟が共有したものを無視しているわけではありません。いずれほとぼりは冷めるでしょうが、考えるきっかけにはなったようです」と米Harper’s Bazaarに証言。

 また、英The Sunday Timesの王室担当記者のロヤ・ニッカ氏は、英Hello!を通じて「ウィリアム皇太子はひどく落ち込んでいます。私に言わせると、彼は今『心の中で燃えている』状態です。それが今、彼が感じていることです。彼は、弟と直接対決することも、報復することも選ばない、それが彼のやり方なのです。彼は個人的なことが明るみに出たことにショックを受けています。とくに、彼が弟について知っていることや、弟との思い出、これまでずっと弟のことを見守ってきたことを考えると余計に(ショックは大きいでしょう)。でも、『これは違う、あれは違う』と口を出すのはおかしいと、彼は強く感じているのだと思います」と述べている。

キャサリン妃

 キャサリン妃とヘンリー王子は、以前はとても仲が良かった。それだけに、キャサリン妃は『Spare』の内容に「憤慨し、傷ついている」(米PageSix)そうで、ある関係者は米Us Weeklyに、「キャサリン妃はヘンリー王子の行動を非道だと感じています。彼女は、自分の名前を泥沼に引きずり込んだ彼に呆れ、許すことができないでいます」と語っている。


 ちなみに、英The Independentの取材に応じた関係者によると、チャールズ国王とカミラ王妃、ウィリアム皇太子の3人は、ヘンリー王子は「心理療法とメーガン妃に取り憑かれている」と信じているという。また、ヘンリー王子と連絡をとっていない理由について、この関係者は「彼らは、自分たちの発言がすべてメディアに共有されるため、関与できないのです。会話もできないし、手紙も書けません。なぜなら、彼らの発言はすべてヘンリー王子によって公にされ、商業的な利益を得る可能性があるからです。信頼関係は完全に崩壊しています」と説明している。(フロントロウ編集部)

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