ブラをつけずにシースルードレスを着用し、乳首が見えたままヴァレンティノ(Valentino)のショーに参加して話題になった俳優のフローレンス・ピューが、当時のことを振り返った。(フロントロウ編集部)

フローレンス・ピューがシースルードレス事件を振り返る

 MCU映画『ブラック・ウィドウ』のエレーナ役や映画『ミッドサマー』への出演などで知られる俳優のフローレンス・ピューは、2022年7月にイタリア・ローマで開催されたヴァレンティノ(Valentino)の秋冬コレクションのショーに出席。その際、フローレンスはピンクのシースルードレスを着用。

画像: フローレンス・ピューがシースルードレス事件を振り返る

 のちにフローレンスがシースルードレスを着用した写真をインスタグラムにアップすると、コメント欄にはドレスから透けて見える自身の胸や体型について性的なコメントが多数寄せられた。

 女性の胸だけが性的なモノとされて女性だけが乳首を隠さなければいけないことに「ノー」を突きつける「Free the Nipple(フリー・ザ・ニップル/乳首を解放しよう)」というムーブメントが活発な昨今。

 フローレンスは、社会的規範や礼儀作法によって、自分の着こなしが制限されることはおかしいと思っているようで、「私は布地の下にあるものを怖がったことはありません。もし私がそれを着て幸せなら、私はそれを着るつもりです。もちろん、人を怒らせるようなことはしたくないけど、私が言いたいのは、私の乳首がそんなに気に障る?ってことです」と当時を振り返り米Vogueでコメント。

 また、フローレンスはファッションを通して女性の権利と保護のために闘うことは重要だと考えており、「私たちがこのようなことをするのはとても重要なことです。そんなことを言うと嘲笑されるかもしれませんが、私の胸が見えるドレスが『もしあなたがレイプされたら、それはあなたのせいだね』と言うことを焚きつけるのなら、やるべきことはもっとたくさんあると思うのです」と、ドレスのせいでヴィクティム・ブレーミング(被害者避難)という不適切な言葉を受けたことを示唆して、そう語った。

 フローレンスは、ピンクのシースルードレスを着用して以降も度々シースルーのトップスをノーブラで身につけているが、女性の権利と保護のために闘うという意思が背景にあることを認めた。

(フロントロウ編集部)

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