ヘンリー王子が兄のウィリアム皇太子を「永遠に失った」と感じた瞬間について回顧録『Spare』で振り返った。(フロントロウ編集部)

ヘンリー王子が兄を永遠に失ったと感じた瞬間を明かす

 現在、兄のウィリアム皇太子とギクシャクした関係にあると言われるヘンリー王子が、ウィリアム皇太子を「永遠に失った」と感じた瞬間を回顧録『Spare(原題)』で明かした。

 2020年3月末をもって高位王族の座を退いたヘンリー王子は、以降、家族とほぼ断絶状態にある。『Spare』を読むかぎり、ヘンリー王子とウィリアム皇太子のあいだには、ヘンリー王子が王室離脱を決意する少し前から不和が生じていたことがうかがえるが、ヘンリー王子が兄を失ったような感覚に襲われたのはそれよりもずっと前だった。

 『Spare』によると、ヘンリー王子が“兄との別れ”と表したのは、2011年に行われたウィリアム皇太子とキャサリン妃の結婚式。このとき、ヘンリー王子はベストマン(花婿介添え人)を務めた。

画像: ヘンリー王子が兄を永遠に失ったと感じた瞬間を明かす

 「あの朝、私がウェストミンスター寺院にエスコートした兄はもういません。永遠に。誰がそれを否定できるでしょう?彼はもう二度と、それまでのウィリー(※ウィリアム皇太子の愛称)に戻ることはないのです。私たちはもう二度と、(アフリカの)レソトの大地を一緒に走り回り、マントをなびかせることはないでしょう。もう二度と、飛び方を学びながら、馬臭いコテージで一緒に生活をすることもないでしょう。誰が私たちを引き離すのでしょう?そうさせたのは人生です」

 続けて、ヘンリー王子は「2人が永遠のパートナーになることを誓ったとき、そして、ウィリーがケイト(キャサリン妃)を外へエスコートして、バッキンガム宮殿へと向かう馬車のなかに消えていったときに、『さようなら』と言ったことを思い出します」と付け加えた。

 ちなみに、ヘンリー王子は『Spare』のなかでウィリアム皇太子のことを、「愛する兄」と「宿敵」という相反する両方の表現で呼んでいるが、米情報番組『Good Morning America(原題)』に出演した際にその理由について、「私たちのあいだには不思議といつも競争がありました」「それはまさしく『継承者とそのスペア(予備)』という関係からくるものだったと思います」と説明している。(フロントロウ編集部)

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