ライアン・レイノルズは、パーキンソン病と闘ってきた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマイケル・J・フォックスを追うドキュメンタリー『Still(原題)』が見たいという。その理由とは?(フロントロウ編集部)

ライアン・レイノルズ、マイケル・J・フォックスへの思い

 ドラマ『ファミリータイズ』や映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で知られるマイケル・J・フォックスは、29歳の時にパーキンソン病と診断され、数十年を病気とともに生きている。彼は俳優業を続けるかたわら、マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団(The Michael J. Fox Foundation)を設立して、パーキンソン病の研究のために活動・支援を行なってきた。

 そんなマイケルの人生を追うドキュメンタリー映画『Still』が2023年にAppleTV+で公開される予定で、サンダンス映画祭でプレミア上映が行なわれた。すでに作品を鑑賞した批評家からは高い評価と拍手が送られているが、そんな作品を見ることが待ちきれない人が。それは、『デッドプール』のライアン・レイノルズ。そこには、こんな理由があった。

 「僕は父をパーキンソン病で亡くした。だからマイケル・J・フォックスが友人であり、ロールモデルであり、稀代の才能であり、カナダ人であるということとは別にしても、AppleTV+で『Still』を見るのが待ちきれない。それはすぐに僕の心の中の、マイケル・J・フォックスによるアンソロジーDVDの棚に置かれるだろう。ちなみに、『さまよう魂たち』は犯罪級に過小評価されてる」

画像: ライアン・レイノルズ、マイケル・J・フォックスへの思い

 ライアンの父親は、パーキンソン病との約20年の闘病の末に、2015年に死去。彼は2014年に米TODAYのインタビューで、父親が病気になったことで治療法などを探すようになり、「変なものだけど、それは家族を1つにしました」と、家族としての立場から思いを語っていた。

 また、ライアンは2009年にパーキンソン病リサーチ財団の役員に加わっており、その活動を継続的に支援。父親が亡くなった時には、それを報告するとともにパーキンソン病リサーチ財団への寄付を呼びかけていた。

 そのため、パーキンソン病と闘うマイケルだけでなく、その家族の姿も映す映画には関心があるのだろう。『Still』は愛する父との思い出を振り返るきっかけにもなり、ライアンにとって大切な一作になりそう。

(フロントロウ編集部)

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