スキャパレリのショーのために3万個のスワロフスキーを顔や体に
フランス・パリで開催されたオートクチュールコレクションは、初日にダニエル・ローズベリーがクリエイティブ・ディレクターを務めるスキャパレリ(Schiaparelli)のショーが開催され、ダンテ・アリギエーリ『神曲』からインスピレーションを得たショーを展開して話題に。
多くのセレブが会場に駆けつけていたが、カイリー・ジェンナーはショーにも登場して話題になったライオンの頭がついたドレスを着用して注目の的に。
そんなカイリーと同じく注目を集めたのは、ラッパーのドージャ・キャット。ドージャといえば2022年に開催されたファッションウィークでは、まるでキャンバスのように自由自在に顔全体にアートメイクを施し、誰よりも目立っていた。
そして今回は以前よりもパワーアップしており、なんと顔から腕にかけて3万個もの真っ赤なスワロフスキーのクリスタルで覆われていた。集合体恐怖症の人は閲覧注意なドージャの姿がこちら。
このメイクを手掛けたのは、美容業界では「マザー・オブ・メイクアップ(メイクの母)」の名で尊敬されるパット・マクグラスのチーム。全身を真っ赤に塗り、その上から3万個ものスワロフスキーを手作業で乗せていくという果てしない作業。この作業には4時間58分もの時間が費やされたとパットは自身のインスタグラムで明かした。
そのおかげもあってか、ドージャの二重幅や小鼻、そして耳のカーブといった細かいところも抜かりなくスワロフスキーが乗せられていた。
このメイクを施す側も一苦労だったかと思うが、約5時間も座っていたドージャもかなり疲れたはず。たった数分のファッションショーのためにここまでするドージャの気合いに拍手。(フロントロウ編集部)