ヘンリー王子がルイ王子に高額なプレゼントを贈る
2020年3月末をもって王室を離脱したイギリス王室のヘンリー王子が、過去に、ウィリアム皇太子とキャサリン妃の次男ルイ王子に高額なプレゼントを贈っていたことが明らかになった。
ヘンリー王子は王室離脱後、すっかり疎遠になってしまった甥っ子&姪っ子のジョージ王子とシャーロット王女、ルイ王子のことを非常に恋しく思っているそうで、子どもたちもまた叔父であるヘンリー王子のことをとても慕っていると米Us Weeklyは伝えている。
2018年の洗礼式でヘンリー王子がルイ王子にプレゼントしたのは、A.A.ミルンによる児童小説『くまのプーさん』の初版本。英The Mirrorによると、1926年に出版された『くまのプーさん』の初版本は現存するのは3万冊のみで、ヘンリー王子はそれルイ王子にプレゼントするために9,680ドル(約129万円)を費やしたという。
そして、この心のこもった贈り物は、お気に入りの本の初版本を集めていたウィリアム皇太子とヘンリー王子の母である故ダイアナ元妃にヒントを得たと言われている。ヘンリー王子の子ども時代の最も幸せな思い出のひとつは、母ダイアナ元妃から寝る前に絵本の読み聞かせをしてもらったことだそうで、ジョージ王子とシャーロット王女、ルイ王子が大きくなったときに楽しめるように、初版本を集めた小さな図書館を作るという素晴らしいアイデアを持っていたそう。
ちなみに、ヘンリー王子は当初、29,000ドル(約380万円)で販売されていたルイス・キャロルの児童小説『鏡の国のアリス』を購入しようとしていたが、最初の1冊は『くまのプーさん』のほうがふさわしいと判断したとThe Mirrorは付け加えている。なお、2018年はまだヘンリー王子とウィリアム皇太子の関係が良好だったこともあり、皇太子とキャサリン妃はヘンリー王子からの思慮に富んだ贈り物に感激しきりだったとのこと。(フロントロウ編集部)