映画『エルヴィス』で伝説のシンガーと称されるエルヴィス・プレスリーを演じて以降、エルヴィスの声や話し方が抜けていないと指摘されることが多いオースティン・バトラーが、エルヴィスを彷彿とさせるアクセントを取り除いていることを明かした。(フロントロウ編集部)

オースティン・バトラーがエルヴィスっぽい話し方からの脱却を図る

 映画『エルヴィス』で“キング・オブ・ロックンロール”と称される伝説のシンガー、エルヴィス・プレスリーを演じてアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされたオースティン・バトラーが、エルヴィスの声や話し方が抜けていないと指摘する声に英トーク番組『The Graham Norton Show(原題)』で反応した。

 自身の声や話し方に注目が集まっていることについて、米Los Angeles Timesのインタビューで、「おもしろいです。そんなことは考えもしなかったので。この映画でエルヴィスに命を吹き込むというひとつの目標に向かって、3年間、全力で取り組んだ結果、ある種の筋肉の癖が出てしまったのでしょう。もし(無理に)エルヴィスに似せようとしていたら、もっと違う声になっていたと思います」と語っていたオースティン。

画像: オースティン・バトラーがエルヴィスっぽい話し方からの脱却を図る

 『The Graham Norton Show』でもその話題になり、「(検証するために)僕が17歳のときの映像を引っ張り出してくる人もいます。僕はソーシャルメディアと関わらないようにしているのですが、パブリシスト(広報担当者)から、僕の声のことが話題になっていると言われました。本当に一瞬ですが、『僕は偽物なのか?これは僕の(本当の)声じゃないのか?』と自意識過剰になりました」と言うと、声が変わったのは、『エルヴィス』の撮影で歌いすぎて声帯を傷めてしまったことも関係しているとしたうえで、「アクセントを取り除いているところです」とエルヴィスっぽい話し方からの脱却を図っていることを明らかにした。

 なお、オースティンは映画『DUNE/デューン 砂の惑星』の続編『DUNE: PART TWO(仮)』への出演が決まっているが、この作品で彼と共演するデイヴ・バウティスタは、「以前の彼のことはよく知らないが、今の彼はオースティン・バトラーでもないし、エルヴィスでもない。(エルヴィスとは)声も、見た目も違う」と米USA Todayに証言している。(フロントロウ編集部)

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