サラ・ミシェル・ゲラーとセルマ・ブレアのキスシーン
ドラマ『バフィー 〜恋する十字架〜』や映画『ラストサマー』で知られ、90年代のティーン作品で存在を発揮したサラ・ミシェル・ゲラーは、ピエール・ショデルロ・ド・ラクロによる18世紀の文学『危険な関係』を、現代のアメリカを舞台にしてリメイクした映画『クルーエル・インテンションズ』でも主演を務めた。
本作はストーリーだけでなく、サラやリース・ウィザースプーン、ライアン・フィリップ、セルマ・ブレアといった豪華俳優が共演したことでも大ヒット。ライアンは一躍セクシーな男性として大人気となったり、リースとライアンが実生活で結婚するに至ったりした。また、リースとセルマはその後、『キューティ・ブロンド』で再共演している。
いまだに多くの人の記憶に残る本作では名シーンも多く、ライアンとリースは1999年のティーン・チョイス・アワードで最もセクシーなラブシーン賞にノミネートされ、そしてサラとセルマは2000年のMTVムービー・アワードでベストキス賞を受賞! そんなキスシーンの裏話について、サラがBuzzFeed UKのインタビューで明かした。
キスシーンの撮影が行なわれたのは、その年にニューヨークが晴れた初めての日だったと話すサラ。「となると、みんながランチに行ったり、散歩したり、外にお出かけするのはどこでしょう?」。その答えは、セントラルパーク。そして彼女は続けて、「私たちがあのシーンを撮影したのはどこ?セントラルパーク」と明かした。晴れた日の公園は最高だけど、それによってサラとセルマの撮影環境は少し人の目が多い状況になったよう。2人がキスするのを見ていた人の数は?
「だから、250人くらいの観客がいました。ライブパフォーマンスみたいなものでしたね」
大御所俳優の世界的大スターが出るような作品であれば、セントラルパークであってもある程度のエリアは関係者以外立ち入り禁止にできるかもしれないが、『クルーエル・インテンションズ』の撮影ではさすがにそこまで大がかりなことはしなかったよう。そのため、2人は数百人の人に見られながらキスすることに…。また、晴れの日の公園はあまりに人が集まりすぎていたため、セリフの録音は後でしたのだという。
とはいえ、数百人であっても見知らぬ人に見られているだけなら、俳優であれば気にしないでいられるかもしれない。でも、親からのコメントはどうしたって恥ずかしい。ブレアはキスシーンを見た母親から「あんなに舌を使う必要あった?」と文句を言われたそうで、それを聞いていたサラの記憶にも残っているほどの思い出になっているという。
(フロントロウ編集部)