NFLの頂上決戦であるスーパーボウルのハーフタイムショーでパフォーマンスを行なうリアーナが、パフォーマンスについて語った。(フロントロウ編集部)
リアーナがハーフタイムショーを前に意気込み
米時間2月12日にアリゾナ州グレンデールのステート・ファーム・スタジアムにて開催される第57回スーパーボウルは、カンザスシティ・チーフスとフィラデルフィア・イーグルスがNFLの頂点をかけて闘う。

試合もさることながら、毎年注目を集めるのは試合のハーフタイムに開催されるハーフタイムショー。
これまでマイケル・ジャクソンやビヨンセ、レディー・ガガ、ブルーノ・マーズなど、トップアーティストが立ってきたハーフタイムショーの舞台。2023年は長年音楽業界から距離を置いていたリアーナがパフォーマンスを行なうこととなり話題になっている。

そんなリアーナがハーフタイムショーに先駆け、会見を行なった。

ハーフタイムショーを行なうのは「今しかあり得なかった」
リアーナは会見で、ハーフタイムショーに向けて一番大変だったことは、セットリストを作ることで、「今、セットリストのバージョンは39くらいまで達しています。今、39番目のバージョンです」とかなり迷っていることを告白。

ハーフタイムショーは、ハーフタイムの13分間という限られた時間なだけに、いつものコンサートやフェスとは違い、披露する曲も限られている。そして生放送のため遅れは許されない。そのため「それ (セットリストを決めるの)が一番大変で、難しいところでした。どうすれば、13分間を最大限に生か しつつ、お祝いもできるかを決めること。セレブレーション(お祝い)こそこのショーの目的です」とコメント。そして、「17年分の作品を13分に詰め込もうとしているんですから」と、パフォーマンスでは音楽生活の歴史を詰め込むと明かした。

また、今回ハーフタイムショーの話を受けたことについて「『今しかあり得なかった』という感じです。最初に今年ハーフタイムショーをやるという連絡を受けたとき、『本当にいいのか?産後3ヶ月だけど、今こんな重大な決断をしていいのか?後悔するかもしれない』と思ったんです。でも、母親になると、世界に挑戦できる、何でもできるって思えるようになるんです。スーパーボウルは世界で最も大きな舞台の1つですしね」と振り返った。

ティーザーではリアーナの原点をイメージか
リアーナは、ハーフタイムショーに向けて1本の動画を自身のSNSで公開。その動画には、恩師ジェイ・Zとカニエ・ウェストとコラボした楽曲「Run This Town」をバックに、リアーナの故郷バルバドス島にある、彼女が生まれ育った家や、2017年にリアーナ・ドライブと命名されたリアーナが育った家の前の公道の標識が登場。母親のサングラスを取り、堂々と街中を歩いている少女が幼少期のリアーナを彷彿とさせた。
実際この動画に登場する少女が着用している制服は、リアーナが子どもの頃に着用していたものとそっくり。
RIHANNA �� #SuperBowl #HalftimeShow pic.twitter.com/yXut3qk7Ls
— Rihanna Online (@RihannaOnlineBR) February 9, 2023
そしてその動画には、「私の人生は、まさにこの道で形作られました。私は墓地で凧揚げをする小さな島の少女でした…。でも、大きな夢を持っていた」と書かれており、リアーナの原点にスポットを当てた動画となった。
リアーナは会見で「ハーフタイムショーの始まりから最後の1秒まで、途切れることない内容です。言い過ぎかもしれませんが、盛りだくさんなショーです」と気合十分にコメント。
リアーナの音楽人生の歴史をかけたショーは必見。(フロントロウ編集部)