レッド・ホット・チリ・ペッパーズの来日公演が大盛況
2月19日からはじまったレッド・ホット・チリ・ペッパーズの16年ぶりの単独来日公演。今回のコンサートはギタリストのジョン・フルシアンテの復活ツアーで、毎回セットリストが変わるというこだわりぶり。
久々の東京公演では会場が一体化し、ファンはこれまでにないエネルギーでレッチリのメンバーを歓迎。アンコールでは、会場に集まったファンがスマホのライトをつけて、アンソニー・キーディスはまるで星空の下で歌っているようだった。
そして東京公演が終わった深夜に、疲れているはずのフリーがインスタグラムにある動画をアップ。そこには、東京ドーム公演を訪れたファンへの感謝の言葉があった。どうしても感謝の言葉を言いたかったというフリーの言葉を全訳。
「ハーイみんな。最高に疲れたよ。6週間におよぶツアーが終盤にさしかかり、今東京にいるんだが、今夜のレッド・ホット・チリ・ペッパーズのコンサートについて考えていたんだ。マジでビューティフルだった。今回のツアーでは、全体を通して演奏はうまくいってるし、メンバーとちゃんと団結できてるし、いい感じのエネルギーを生み出せていると思っている。最高の音楽を届けられるようにこだわれてるし、その姿勢を毎晩守れている。最大限のパフォーマンスができるようにしっかりやれているよ。それについてはマジで嬉しく思っている。でも、日本はロサンゼルスから遠いんだ。クソ遠い。文化も全然違う。今夜、東京ドームでたくさんの愛に迎えられた。東京公演に来てくれた人たちからの深い愛をたっぷり感じたよ。俺はただただ日本が好きだ。みんな礼儀正しく、親切で、尊敬に値する。ここで感じたこと、ここで見たこと、とにかく美しいんだ。今夜の観客がしてくれたような形で敬意を表してもらえたことは、俺にとっては大きなことだった。俺は観客と繋がりたいと深く思っている。バンドのみんなもそうだ。俺らはもう40年もバンドをやっているけど、俺らがロックバンドとして長い間やってきたことにあんなに熱い思いで応えてもらえるなんて。今夜東京でできて、東京の素晴らしい人々に感謝の気持ちを伝えたかったんだ。今夜はマジで感動した。今夜の公演がみんなに元気を与えられていたら嬉しいよ。俺らをあんなに温かく歓迎してくれてありがとう」
フリーがわざわざ自分の言葉でその土地のファンに感謝を伝えるのは、かなり珍しいこと。レッチリの日本公演も残すは大阪のみ。大阪公演が終わると、約1ヵ月ツアーは休みで、次はメキシコからツアーをスタートする。(フロントロウ編集部)