チャールズ国王は、次男ヘンリー王子の妻メーガン妃がフルタイムで公務を行なうことを望んでいなかったという。ヘンリー王子が明かしたそのワケとは。(フロントロウ編集部)

メーガン妃がフルタイムで公務を行なうことにチャールズ国王が難色を示したワケ

 チャールズ国王メーガン妃がフルタイムで公務をこなす「Working Royal(ワーキング・ロイヤル)」になることを望んでいなかったと、ヘンリー王子が回顧録『Spare(原題)』で明かした。

 ご存じの方も多いと思うが、メーガン妃はヘンリー王子と結婚する前は「メーガン・マークル」の名で俳優として活動していた。代表作は日本でリメイク版が制作されたこともあるドラマ『SUITS/スーツ』で、ヘンリー王子との結婚を機にシリーズを卒業した。

画像: メーガン妃がフルタイムで公務を行なうことにチャールズ国王が難色を示したワケ

 ヘンリー王子によると、まだメーガン妃と結婚する前にチャールズ国王から、「彼女(メーガン妃)は仕事を続けたいと思っているのか?」と聞かれたことがあったそうで、ヘンリー王子が「もう一度言って」と返すと、「彼女は俳優を続けたいのか?」と言われたので、王子は「あぁ、どうかな。わからない。でも、それ(=続けること)はないんじゃないかな。彼女は僕と一緒に(王室の)仕事をしたいと思っているはずだ。『SUITS/スーツ』はトロントで撮影してるから、(続けるのは)難しいと思う」と答えたという。

 てっきりチャールズ国王もメーガン妃が俳優を辞めることを望んでいるかと思いきや、国王から返ってきたのは思いがけない言葉だった。

 「なるほど。ダーリン、十分なお金がないのは知っているだろう?」

 それを聞いたヘンリー王子は、チャールズ国王をじっと見つめながら上の発言の真意を理解しようとしたそうで、『Spare』には「彼(チャールズ国王)は説明した。あるいは説明しようとした。『他の人にお金を払う余裕はないんだ。君の兄とキャサリンの分も払わなければならない』」と書かれている。なお、イギリス王室の財政状況が厳しいのは事実で、チャールズ国王は王室のスリム化と経費削減を目指していると言われている。

 ちなみに、チャールズ国王とは理由が違うものの、エリザベス女王もメーガン妃が俳優業を続けることに肯定的だったといい、彼女が王室入りする前に「好きなら俳優を続けてもいいんですよ。それがあなたの職業なんですから」と伝えたと、王室伝記作家のガイルズ・ブランドレス氏の著書『Elizabeth: An Intimate Portrait(原題)』には書かれている。(フロントロウ編集部)

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