フロントロウ編集部のYが次に見たいのは、古書店の店主であるリベロ爺さんと、移民の少年エシエンが本を通して絆を深めるイタリア映画『丘の上の本屋さん』。(フロントロウ編集部)
「イタリアの最も美しい村」とも言われるチビテッラ・デル・トロントが舞台の『丘の上の本屋さん』。風変りな客たちを温かく迎え入れるリベロ爺さんの古書店は、街の人々から愛されている。そんなある日、本を眺めていた移民の少年エシエンと仲良くなったリベロは、エシエンにコミックや児童文学、中編小説、長編大作、さらに専門書までをも貸し与えていく。本を通して2人は知識や考え方を話し、絆を深めていくのだった…。
美しいイタリアの街並み、イタリア語、音楽。それだけでも見たいのに、そこに、本という世代を超えて愛されるものによって、絆を深める老人と子どもというストーリーが加われば、絶対に見たくなってしまいますよね。また、リベロとエシエンの交流を軸に、古書店に集まってくるユーモラスで個性あふれる人々、繰り返される日々の暮らし、小さな幸福にも心が満たされそうです。
リベロを演じるのは、『フォードvsフェラーリ』や『我が名はヴェンデッタ』などで知られる大ベテランのレモ・ジローネ。本作はユニセフ・イタリアが共同製作として参加しています。
『丘の上の本屋さん』は、3月3日から全国順次公開です。
(フロントロウ編集部)