オスカー像の保管場所は人それぞれ
映画界で最も栄誉ある賞と言われるアカデミー賞。受賞者には「オスカー像」と呼ばれるトロフィーが贈られるが、保管場所は人それぞれで、人目につくリビングルームや客間に飾っている人もいれば、自分だけで楽しむために自室や書斎に飾っている人もいる。
リース・ウィザースプーンは「リビングルーム」
『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』でアカデミー主演女優賞を受賞したリース・ウィザースプーンは、オスカー像をドアノッカー(※)やステートメントネックレスに作り替えることも考えたが、実用的ではないと判断し、ありきたりではあるが「リビングルームに飾ることにした」と米Peopleに明かしている。
※玄関などの扉、門、フェンスなどに取り付けられている叩き金のこと。
なお、『ノーカントリー』でアカデミー助演男優賞を受賞したハビエル・バルデム&『それでも恋するバルセロナ』でアカデミー助演女優賞と受賞したペネロペ・クルス夫妻もリビングルームにオスカー像を飾っているが、“いかにもそこにあります”という感じが嫌で「あまり目立たない場所」に置いているそう。
ヴィオラ・デイヴィスは「自分のオフィス」
『フェンス』でアカデミー助演女優賞を受賞したヴィオラ・デイヴィスは、夫のジュリアス・テノンと共有しているオフィスにオスカー像をはじめとするトロフィーを飾っているという。
グウィネス・パルトロウは「寝室にある本棚の奥」
『恋におちたシェイクスピア』でアカデミー主演女優賞を受賞したグウィネス・パルトロウは、“見ると大変だった頃のことを思い出してトラウマが蘇る”という理由から、「寝室の本棚の奥にしまったままにしている」と米Contact Musicに明かしている。
アンナ・パキンは「クローゼットの奥」
『ピアノ・レッスン』でアカデミー助演女優賞を受賞したアンナ・パキンは、人目につく場所に置いておくと、それを見た人たちに“何かコメントをしなければ”と思わせてしまうからという理由で、「クローゼットの奥にあるブーツの横に置いている」とかつて米Peopleに語っている。
ナタリー・ポートマンは「金庫」
『ブラック・スワン』でアカデミー主演女優賞を受賞したナタリー・ポートマンいわく、オスカー像は「多分、金庫にある」そう。ある本に“偽りの偶像を崇拝してはいけない”と書かれているのを見て、オスカー像がまさにそれに当てはまると思ったナタリーは、以来、そういった類のものを飾らないようにしていると米The Hollywood Reporterに述べている。
ジェイミー・フォックスは「マネージャーの自宅」
『Ray/レイ』でアカデミー主演俳優賞を受賞したジェイミー・フォックスは、自分の家はすでに物がいっぱいだからという理由で、マネージャーにオスカー像を託したそう。
ティモシー・ハットンは「冷蔵庫の中」
『普通の人々』でアカデミー助演男優賞を受賞したティモシー・ハットンは、友人たちがパーティーなどで自宅に来たときに、冷蔵庫の中にオスカー像があったらおもしろいと妹に言われたのをきっかけに、「冷蔵庫の中のビールの横に置いてある」と過去に米USA Todayに語ったことがある。
ケイト・ウィンスレットは「トイレ」
『愛を読む人』でアカデミー主演女優賞を受賞したケイト・ウィンスレットは、家に来た人たちをオスカー像の話題から遠ざけるために、自宅の中でも極めてプライベートな場所であるトイレの裏に置いていると英テレビ番組『GMTV(原題)』に出演した際に明かしている。
ちなみに、映画『ハワーズ・エンド』でアカデミー主演女優賞を受賞したエマ・トンプソンや、『告発の行方』と『羊たちの沈黙』で2度アカデミー主演女優賞を受賞したジョデイ・フォスターもバスルームにオスカー像を飾っているそう。