ケンタッキーが過去に発売した”いかれたバーガー”を復活させたことで話題に。かなり人を選びそうなバーガーだが、多くのファンからは待ち望まれていたよう。

バンズの代わりにチキンで挟む狂気のバーガー

 衝撃的なニュースが飛び込んできた。ファストフードチェーンのケンタッキーが、2023年3月6日から4週間限定で「ダブルダウン」を復活させることをプレスリリースで発表したのだ。2010年に初めて販売されたあのバーガーが、2014年4月に一度復活して以来、9年ぶりに帰ってくることになる。

画像: global.kfc.com
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 KFCと言えば、熱いのか冷たいのかわからない「KFCポプシクル」や食べられないフライドチキンとして話題になった「ファイヤーログ」など、変わり種の商品をたびたび期間限定で発売しているが、今回発売される「ダブルダウン」は数あるケンタッキーの商品の中でも、あまりに逸脱したコンセプトで知られる”問題児”。その最大の特徴は、バンズの代わりにフライドチキンで具を挟んでいること。ならば「具」がヘルシーなのかといえばそんなこともなく、スライスチーズ2枚とカリカリのスモークベーコン2枚に、マヨネーズかスパイシーソースが添えられている。

 頭に思い浮かべているだけで胸焼けしそうなバーガーだが、ケンタッキーのプレスリリースによると、「長年にわたり、ダブルダウンの復活を求めるファンの声」が同社に寄せられており、「他に類を見ないカルト的な人気を誇るメニュー」だという。

「最も狂気的で美しい」ダブルダウンの帰還に沸くTwitter

 ケンタッキーの公式Twitterアカウントが、「バンズよ、安らかに眠れ。ダブルダウンが今日から期間限定で復活します。今のうちにゲットしましょう」とツイートすると、”帰還”を歓迎する多くの声が寄せられた。

画像: twitter.com
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 Twitter上でよく見られたのは、「なぜ期間限定なの?」「メニューの中でダントツで美味い、しばらく置いてくれ」などと復活が期間限定なことを惜しむ声や、「最も狂気的で美しいアイディア」のようなダブルダウンを絶賛する声だった。

 熱狂的な反応が相次いだTwitterだったが、一部には「サンドひとつで9ドル(約1180円)?」などと、値段に対する不満を漏らす声もあった。

「バンズなし」が受け入れられない”真っ当な人”にも配慮

 先に説明した通り、バンズの代わりにチキンで具を挟むというのがダブルダウンの最大の特徴だが、ケンタッキーはそんな狂気についてこられない”真っ当な人”にも救済措置を用意している。

 それが同じく期間限定販売の「ベーコン&チーズチキンサンド」で、チキンとチーズ、2枚のベーコンをブリオッシュバンズで挟んだ、いわば”マイルド版”のダブルダウンとなっている。

 なお、「ダブルダウン」と「ベーコン&チーズチキンサンド」はいずれも米国内で期間限定の販売となっており、残念ながら、日本でこの”狂気”を味わうにはまた別の機会を待つほかないよう。(フロントロウ編集部)

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