ワールド・ベースボール・クラシックで優勝した日本代表チームが掲げていた背番号「51」のユニフォームが、世界中で多くの人を混乱させた。(フロントロウ編集部)

WBC侍ジャパンの背番号51=イチロー?

 約1ヵ月もの間、野球ファンを楽しませた野球の祭典、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)がついに終了。アリゾナで行なわれたアメリカとの決勝戦は、スター選手が集まるアメリカ代表に1点差に迫られるも、日本代表は見事なチームプレイを発揮して約14年ぶりに世界一の称号を奪還した。

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 そんな日本代表のベンチには、これまで背番号51のユニフォームが飾られていた。

 この背番号51のユニフォームは、日本代表の選手として選ばれていたものの、左わき腹の負傷のため出場を辞退したカブス所属の鈴木誠也のもの。日本代表選手は、出場できなかった鈴木誠也とも一緒に闘うという意味も込めてベンチに背番号51のユニフォームを飾っていたが、これが海外でとんでもない勘違いを起こすことに。

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 背番号51で「SUZUKI」と描かれた日本代表のユニフォーム。じつはこのユニフォームを球界のレジェンドであるイチローのものと勘違いする人が続出。というのもイチローも背番号51で、名字が鈴木。偶然が重なって米Foxでも鈴木誠也のものではなくイチローのものだと報じられたが、この報道に間違いを指摘する声が挙がったため、当初伝えていたツイートも今は消されている。

 その他にも、62万人がフォローするTheScoreのアカウントは「日本代表は勝った後に、本当にイチローのユニフォームを持ってきた」と、アメリカのスラングで「史上最高(GOAT)」を意味するヤギのアイコンを着けてツイート。

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 22万人以上がフォローするTim and Friendsのアカウントは「日本代表はイチローのユニフォームと一緒にトロフィーを掲げた」と、16万人以上がフォローするBaseball Quotesというアカウントも「日本代表はダグアウトにイチローのユニフォームを飾っている」とツイート。欧米では、“やっぱりイチローは偉大な選手なんだ”という空気で日本の優勝が祝われた。

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 あまりにも多くの人がイチローに関するツイートをしていたため、今回のWBCで関係のないイチローの名前がツイッターのトレンド入りするという珍現象が発生。イチローのユニフォームは「SUZUKI」ではなく「ICHIRO」表記だが、海外の人にとっては日本代表の背番号51がイチローという印象が強かったよう。(フロントロウ編集部)

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