無理なく朝型人間に近づく心がけ
早起きが得意で午前中から集中力を発揮できる、いわゆる“朝型”と呼ばれる人の生活リズムは、時間を有効活用できたり、健康的かつポジティブに過ごせたりといったメリットがある。そんな朝型のリズムを習慣づけるコツがあるという。
まず大前提として、朝型や夜型といった生活リズムのタイプには、生まれ持った遺伝子が大きく関係している。そのため人によっては極端に生活リズムを変えることが負担になることも。でも可能な限り生活リズムを変えることはできるそうで、無理なく取り入れることで朝から効率よく過ごすことができるという。
そのコツを教えてくれるのは、ライフスタイル医学の専門家であり、統合ウェルネスの准教授としても活動するジェシカ・マシューズ氏。マシューズ氏が教える、4つのコツをご紹介。
まずは起床時間を30分だけ早めて
朝型の生活リズムに近づけるためにもっとも大切だというのが、少しずつ生活リズムを変えていくこと。何より継続することが大事なので、続けやすいよう少しずつ身体を慣れさせていく必要があるのだとか。
マシューズ氏は、「普段起きている時間の30分前にアラームをセットすることから始めてみましょう」と米Shapeでアドバイスし、同時に寝る時間も30分早めるよう勧めた。慣れるまで少し時間がかかるかもしれないが、続けることで体が慣れてくるという。
そして慣れてきたらさらに起きる時間と寝る時間を早めるというように、徐々にリズムをずらしていくことが大事だと明かした。
休みの日も同じサイクルで起床
生活リズムを朝型に近づけるためには、休日も同じ睡眠サイクルで過ごすことが欠かせないポイント。
マシューズ氏は、「休みの日はとくにゆっくり寝ていたくなりますが、同じ時間に起きることが大事です」と話し、同じく寝る時間も統一するべきだと説明。そうすることで体内時計のリズムが朝型で確立しやすくなるという。
朝にワークアウトを取り入れる
朝起きてから運動を取り入れることも、朝型の生活リズムに近づけるコツのひとつ。マシューズ氏によると、午前中にワークアウトを取り入れることで、日中の集中力が高まり、夜も寝つきやすくなるという。これにより、おのずと朝型のリズムに近づけられるよう。
運動の種類は、軽めのウォーキングやランニングでもOKだと明かした。
日中太陽にあたる時間を増やす
日の光を浴びることは、睡眠の質を高めたり自律神経を整えたりといった効果が期待できる言われており、それは朝型の生活リズムに近づけるためにも有効なのだとか。
マシューズ氏は、「日中、とくに朝に日光に当たる時間を増やすことは、朝型の生活リズムに近づける近道だと思います」と説明。体の睡眠と覚醒のサイクルが整いやすくなり、朝から効率よく過ごせるようになるという。
専門家が明かした、朝型の生活リズムに近づけるコツ。朝型人間になりたいという人は、無理のない範囲で取り入れてみては。(フロントロウ編集部)