大の日本好きとして知られるハリー・スタイルズが約5年ぶりとなる来日公演を開催。3月24日と25日の2日間にわたって東京・有明アリーナで開催された来日公演で飛び出した、日本好きなハリーならではのユニークな日本語MCをまとめ。(フロントロウ編集部)
ハリー・スタイルズが「日本に住みたい」発言
「ただいまー!」
5年ぶりとなるハリー・スタイルズの来日公演で最初に飛び出した日本語の1つは、「ただいまー!」だった。4年前に日本を訪れた際には6週間にわたって滞在していたほどの日本好きであるハリー本人にとっても待望の再来日となり、2日目の公演でも冒頭で「ただいまー!」と挨拶して、ファンとの久しぶりの再会を喜んだ。
「いらっしゃいませー!」
両日ともにセットリストの1曲目を飾ったのは、“寿司レストランにぴったりの音楽”というタイトルが付けられた、最新アルバム『ハリーズ・ハウス』の1曲目に収録された「Music For a Sushi Restaurant」。レストランというタイトルにちなんで、「いらっしゃいませー!」とファンを自身のショーに出迎えた。
ついにハリーが5年ぶりに日本のステージに!
1曲目はもちろん、このツアーのオープニングの定番でもある「Music For A Sushi Restaurant」から。ハリーからは日本語で「ただいまー」も�#LoveOnTourTokyo pic.twitter.com/hZh0PyOWLq
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「いち、に、いち、に、さん、しー!」
2017年に行なったソロでの初の単独公演の時点で既に多くの日本語をマスターしていたハリーにとって、日本語で拍子を取るのはもはや朝飯前。時折、英語で「ワン、ツー」と拍子を取ったこともあったが、拍子を取る場面ではほとんど日本語で拍子を数えていた。
「頑張りまーす!」
ハリーのファンにとってはもはやお馴染みのフレーズかもしれない。ハリーの日本語と言えば、ワン・ダイレクション時代から習得していた「頑張りまーす!」がまず思い浮かぶファンも多いはず。今回の来日公演でも、「頑張りまーす!」と何度も叫んだハリー。観客に向けて「シーッ」と合図して会場を無音にした後で、大声で叫んだ場面もあり、ハリーのなかではもう、「頑張りまーす!」は鉄板の日本語になっているよう。
何年経っても色褪せない”デビュー曲”「What Makes You Beautiful」。
最近、1D愛が強すぎるあまりプライベートで1Dのシャツを着た写真を間違えてSNSにあげてしまっていたハリー。
「12年間サポートしてくれてありがとう」と1D時代からずっと応援してくれているファンへの感謝も。#LoveOnTourTokyo pic.twitter.com/yAcFFk72et
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「日本にいつか住みたいです」
こちらも両日で飛び出した日本語。2020年に米Vogueとのインタビューで、パンデミックが収束したら東京に住みたいと発言して話題になっていたが、その考えは今でも変わっていないよう。
ハリー・スタイルズが侍ジャパンのWBC優勝を祝福
「お水お願いします」「ごちそうさまでした」
礼儀正しいハリーは、それが曲間の飲水タイムであっても、許可を取ることを忘れない。そして、飲み終わったあとにはきちんと「ごちそうさまでした」と伝えていた。
「すみません、僕の日本語はまあまあです。ごめんなさい」
いろんな日本語を披露した後で、自分の日本語力はまあまあだと謙遜して、オーディエンスの笑いを誘ってみせた。その直後には「日本大好き」とも伝えて、会場は大歓声に包まれることとなった。
「ただいま東京。久しぶり。僕はハリーです。僕は29歳です。WBC、野球日本1番、おめでとうございます。元気ですか?」
初日の公演で会場を最も沸かせた日本語MCの1つが、侍ジャパンのワールド・ベースボール・クラシック(WBC)優勝を「おめでとうございます」と祝福してくれたMC。侍ジャパンは、ハリーの来日公演がスタートする直前の日本時間3月22日に優勝を決めたばかりだったが、ハリーはきちんと時事ネタも仕入れて来日公演に臨んでいた。
こちらは、「久しぶり」「僕は29歳です」と日本語で自己紹介してくれた後で、侍ジャパンのWBC優勝を祝福してくれたハリー���#LoveOnTourTokyo pic.twitter.com/v8eDke1NLl
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「広島」「大阪」「おめでとうございます」「かずき」「最高」
今回は東京公演のみの開催となったが、ハリーの口からは「広島」と「大阪」という言葉も飛び出した。ハリーは24日の公演でファンと交流する時間を設けて、ランダムにファンに「どこから来たの?」と質問。広島県や大阪府から来たファンがいたほか、さすがハリーと言うべきか、なんとブラジルやテキサスから来たファンもいるなど、世界からファンが集結! テキサスから来たファンはハネムーンで日本を訪れていたそうで、それを聞いたハリーはまさかの「おめでとうございます」と日本語で祝福。
さらには、「初めてのコンサート」というプラカードを掲げているファンを見つけると、そのファンとも交流したハリー。ファンから「かずき」という名前を聞いて、名前を呼ぶという神対応も見せた。
ファンに「どこから来たの?」と質問するハリー。
広島や大阪から来たファンに挨拶した後で、テキサスからハネムーンで来日したという2人には「おめでとうございます」と日本語で祝福!
初めてコンサートに来たというファンにも名前を訊いて交流するなど、すべてが最高すぎる。#LoveOnTourTokyo pic.twitter.com/Vb4YnRUOCQ
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日本のラーメン屋での注文を再現したハリー・スタイルズ
「1つ、ネギ味噌ラーメン。肉なし。麺半分。お願いします。あと、チャーハン肉なし、お願いします。あと、2つメンマお願いします。1つハイボールお願いします」
24日の公演では急遽、日本のラーメン屋での注文を再現する場面も。過去の来日公演では、「酒、いかがですか?」という、居酒屋で覚えたであろう日本語を披露していたハリーだったが、今回はラーメン屋での注文をそのまま再現。これさえ覚えておけば、ハリーと同じメニューがいつでも食べられそう。ちなみに、「肉なし」で注文したハリーだが、米Vogueが2020年11月に掲載したインタビューの時点で、「3年間ペスカタリアン(肉を食べず、植物食品と魚介類のみを食べるという食生活)」だと明かしている。
「3つメンマお願いします。あと、3つハイボールお願いします。あと、1つ、いくらおにぎり。あと、餃子、肉なしお願いします」
こちらは、25日の公演でも再現されることとなったラーメン屋での注文。「ネギ味噌ラーメン、肉なし、麺半分お願いします。あと、チャーハン肉なしお願いします」という前日と同じオーダーに加えて、前日からメンマが1つとハイボールが2つ増えたほか、いくらおにぎりと餃子(肉なし)も追加された。
「気をつけて帰ってください」
最後までファンに優しいハリー。両日ともアンコールでは3曲が披露されたのだが、お別れの挨拶ではファンの帰路を心配したほか、24日の公演では「おやすみ!またね!」と挨拶した。
去年世界で最も聴かれたであろう1曲「As It Was」はもちろんイントロから大歓声!
数え切れないほどの日本語MCが飛び出し、日本についてのエピソードもたくさん披露してくれた5年ぶりの来日公演のライプレポートは後日掲載�#LoveOnTourTokyo pic.twitter.com/DyGV7p5q3p
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(フロントロウ編集部)