電子廃棄物をアップサイクルしてジュエリーに大変身させるジュエリーブランドのOushabaを紹介。(フロントロウ編集部)

電子廃棄物がジュエリーに大変身!Oushabaが気になる

 2023年にジリアン・カーを含むアート愛好家とコレクターの3人組がロンドンで立ち上げたOushabaというジュエリーブランド。アラビア語の「合金」という言葉をブランド名にしたOushabaは、他のジュエリーブランドでは考えられない、電子廃棄物をアップサイクルしてジュエリーを創作している。

 パソコン、スマホ、テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機など、身近なものから出る電子廃棄物の量は年々増えており、国連によると全世界で毎年約5,000万トンもの電子廃棄物が発生し、今後ますます増えていくと言われている。

 Oushaba は、そんな電子廃棄物と持続可能な方法で調達されたダイヤモンド、エメラルド、サファイア、ルビーを組み合わせてジュエリーを生み出した。現在展開されているConnection Salvagedというコレクションは、古代エジプト、ギリシャ、ローマのジュエリーからデザインのヒントを得ており、ゴールドをベースにした大ぶりのものが勢ぞろい。

 スマホなどに使われる基板やUSB、充電ケーブル、電子廃棄物の破片などが見事にジュエリーへとアップサイクルされており、普段使いできるデザインとなっている。

 しかも地元の電子機器修理工場から電子廃棄物を調達しているので、この世に同じものは1つとしてないというのもファンのハートをがっしりと掴んでいるポイント。さらにOushabaは受注生産で、注文を受けてからイタリアで作られるため、廃棄するジュエリーがないところもサステナブル。

 ジリアンは電子廃棄物を使ってジュエリーを作る理由について「これらの電子廃棄物の部品は本当に美しく、驚くべき宝石のような色や形、特徴を持っています」とWWDでコメントしている。

 この類まれのない電子廃棄物のジュエリーは、日本からもオフィシャルサイトで購入することが可能となっているので、チェックしてみて。(フロントロウ編集部)

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