クリス・プラットはマーベル映画への出演をあきらめかけていた
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』で、前作と前々作に続いて主人公のピーター・クイル / スター・ロードを演じるクリス・プラットが、同シリーズへの出演が決まる前に別のマーベル作品のオーディションを受けるも散々な結果だったことを米人気トーク番組『Jimmy Kimmel Live!(原題)』で明かした。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズへの出演がきっかけで一躍スターダムにのし上がったクリスは、『ジュラシック・ワールド』シリーズや『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(※英語版で主人公のマリオの声優を務めている)といった話題作に次から次へと出演するなど、今や超がつくほどの売れっ子俳優だが、そんなクリスにもオーディションに落ちまくっていた暗黒時代が。
『キャプテン・アメリカ』と『マイティ・ソー』のオーディションを受けたことがあるというクリスは「ありとあらゆるオーディションを受けました。とくに、マーベルには散々な目にあわされました」と言うと、こう続けた。
「『マイティ・ソー』のオーディションを受けました。それも、ソー役じゃなくて、“相棒の1人”みたいな役のオーディションです。良い返事はもらえませんでした。(オーディションに行くと)大体、フィードバックがもらえるんですが、キャスティング・ディレクターから『君はずいぶんと大きな選択をしたね』と言われたのを覚えています。それはつまり『もっと演技を控えめにしろ』という意味です」
なお、クリスは米Yahooのインタビューでもこのエピソードを語っていて、自身のマネージャーにマーベルのスタッフが他に何か言っていなかったかたずねたところ、「なんか汗臭いと言っていた」と告げられたそう。
そんなこんなあって、「『もう二度とマーベルのオーディションは受けない!』というところまで達しました。『バカバカしい。マーベルの映画には絶対出られない』という感じでした」と一度はマーベル作品への出演をあきらめかけたクリスだったが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督の目に留まったことで運命が変わることに。
ちなみに、クリスにとって『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のオーディションが“最後のオーディション”になったそうで、それから現在に至るまでの10年間、オーディションを受けることなく、“スター・ロードを演じた”という事実だけで役をゲットすることができているという。(フロントロウ編集部)