ディズニー最新作『リトル・マーメイド』のワールドプレミアが開催されて、最速で同作を鑑賞した海外の批評家たちが続々とレビューをソーシャルメディアに投稿。同作や、主人公のアリエルを演じるハリー・ベイリーらキャストを絶賛する声が相次いでいる。(フロントロウ編集部)

『リトル・マーメイド』に「ディズニー史上最高の実写映画」との評価が相次ぐ

 6月9日(金)に日本公開されるディズニー最新作『リトル・マーメイド』は、1991年に公開(全米公開は1989年)されたオリジナルの名作アニメーションを、ディズニー・レガシーを受け継ぐスタッフやキャストたちがウォルト・ディズニー社創立100周年の2023年に実写映画化した、記念すべき作品。

映画『リトル・マーメイド』あらすじ
本作の主人公は、海の王女アリエル。まだ見ぬ人間の世界に憧れていたアリエルは、掟によって禁じられているにも関わらず、ある日人間の世界に近づき、嵐に遭った王子エリックを救う。この運命の出会いによって、人間の世界に飛び出したいという思いを抑えきれなくなったアリエルは、海の魔女アースラと恐ろしい取引を交わす。それは、3 日間だけ人間の姿になれる代わりに、世界で最も美しい声をアースラに差し出すことだった。

 米現地時間5月8日に米ロサンゼルスにてワールドプレミアが開催され、一足先に同作を鑑賞した批評家たちが続々とレビューをソーシャルメディアに投稿。『シンデレラ』や『美女と野獣』、『ムーラン』などこれまでにも数多くの名作アニメーションを実写映画化してきたディズニーだが、ロブ・マーシャル監督による今回の『リトル・マーメイド』こそが「ディズニー史上最高の実写映画」だと絶賛する投稿が相次いでいる。

 アースラを演じるメリッサ・マッカーシーや、セバスチャンの声優を務めるダヴィード・ディグスら、オリジナルキャラクターたちを新たに演じるキャストたちへの賞賛も多く寄せられているが、中でも、特に目立っているのが、主人公であるアリエルを演じるハリー・ベイリーへの絶賛の声。公開に先駆けて主題歌「パート・オブ・ユア・ワールド」のミュージッククリップが解禁されて、既にそのパフォーマンス力の高さは証明済みのハリーだが、「アリエルとして完璧」などと、まさに適役だと評する声が続々と投稿されている。

 ハリーはキャスティングされて以降、黒人であることを理由に一部の人たちから反発の声が寄せられてきたが、今回同作を鑑賞した米Buzzfeedのテリー・カーター・Jr.氏は、「彼女はディズニープリンセスを体現しており、ブラウンの肌をした少女たちは彼女の描写を見てより大きな夢を抱くことになるだろう」とツイートして、ハリーの演じるアリエルは黒人女性のレプリゼンテーションを高めることになると称賛した。

『リトル・マーメイド』海外批評家たちのレビューを紹介

ジャズ・タンケイ(Variety)

ディズニーの実写作品はマジカルで、エモーショナルで、魔法のよう。ロブ・マーシャルがディズニー史上最高の実写映画を監督してみせた。リン=マニュエル・ミランダとアラン・メンケンによる美しい音楽が煌めいている。もちろんハリー・ベイリーはとてつもない!そしてメリッサ・マッカーシーは最高にイカしたアースラ。

Big Screen Leafs has THE PASSION™️(映画サイトOne Take News創業者)

『リトル・マーメイド』は素晴らしい!ロブ・マーシャルの見事なディレクションが我々にディズニー最高の実写リメイク作品と、楽しい映画体験を届けてくれた。ハリー・ベイリーはアリエルとして完璧だし、この映画における心臓だ。海底(under the sea)での魔法のような冒険。もう一度観るのが待ちきれない!

画像: アリエルを演じるハリー・ベイリー。

アリエルを演じるハリー・ベイリー。

ゾーイ・ローズ・ブライアント(ライター)

実写版でリメイクされた『リトル・マーメイド』は、私たちが知り、愛している物語のハートとソウルを保ちながら、ハリー・ベイリーによる、これぞスターと言える音程を外さない完璧なパフォーマンスによって、さらなる高みへと到達している。彼女は大スクリーンに登場するために生まれてきたような人であり、彼女の存在は、この新しい作品を観る価値のあるものにしている。

エリック・デイヴィス(批評家)

ディズニーの『リトル・マーメイド』は紛れもなく、ベターな実写化作品の一つ。ハリー・ベイリーのアリエルへの感情の注ぎようは見事で、彼女を見ているとゾクゾクしたし、メリッサ・マッカーシーによるアースラとダヴィード・ディグスのセバスチャンはあらゆるシーンで主役に躍り出ている。

画像: アースラを演じるメリッサ・マッカーシー(左)とトリトン王を演じるハビエル・バルデム。

アースラを演じるメリッサ・マッカーシー(左)とトリトン王を演じるハビエル・バルデム。

フィコ・カンジアーノ(批評家)

心を動かされる準備を。なぜなら、『リトル・マーメイド』は大いに素晴らしいから。ハリー・ベイリーには驚かされる。メリッサ・マッカーシーは心を揺さぶってくるし、ジョナ・ハウアー=キング演じるエリック王子も麗しい。音楽も歌もAクラス。セバスチャン(ダヴィード・ディグス)とスカットル(オークワフィナ)の愉快なデュオも愛らしかった。

画像: セバスチャンの声優を務めるダヴィード・ディグスとスカットルの声優を務めるオークワフィナ。

セバスチャンの声優を務めるダヴィード・ディグスとスカットルの声優を務めるオークワフィナ。

カティア・ウッズ(ライター)

『リトル・マーメイド』は大きな夢を抱くすべての小さな女の子たちへのトリビュート。ハリー・ベイリーは混じり気のない魔法であり、ダヴィード・ディグスがセバスチャンとして楽しませてくれる。

画像: エリック王子を演じるジョナ・ハウアー=キング。

エリック王子を演じるジョナ・ハウアー=キング。

テリー・カーター・Jr.(米Buzzfeed)

ハリー・ベイリーはアリエルを演じるために生まれてきた。『リトル・マーメイド』でのパフォマンスには、魅惑的な歌声と優しくも自信に満ちたカリスマ性が持ち込まれている。彼女はディズニープリンセスを体現しており、ブラウンの肌をした少女たちは彼女の描写を見てより大きな夢を抱くことになるだろう。

 映画『リトル・マーメイド』は6月9日(金)に日本公開。(フロントロウ編集部)

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