テキサス州のファーストフード店で従業員を殺害した疑いで12歳の少年が逮捕された。(フロントロウ編集部)

ドライブインで店員と口論になり…

 5月13日、米テキサス州の中央部北に位置する街キーンで発砲事件が起こった。現場はドライブインのファーストフード店「ソニック・ドライブイン・レストラン」。同店で働いていたマシュー・デイビス(32)は、駐車場で「無秩序」な行動をしていた12歳の少年に気づくと、彼を注意したという。

 警察によると、12歳の少年は20歳の男の車に同乗してドライブインに到着。注意がきっかけでデイビス氏と少年は口論になり、最終的には暴力に発展したという。

 キーン警察は「口論中に、容疑者の車に同乗していた少年が銃器を取り出して数発発砲し、被害者を殴った」とする声明をフェイスブックで発表した。CNNの報道によると、使用されたのはAR式22ライフルで、少なくとも6発が発砲され、デイビスさんに命中したとジェームズ・キッド警察署長が明らかにした。

 警察は同日午後9時40分頃に通報を受け、現場に到着。デイビスさんは複数の銃弾を受け、呼吸困難に陥っていたという。病院に運ばれて緊急手術を受けたが、死亡が確認された。

 20歳の男と少年はすでに現場から逃走していたものの、警察が駐車場に戻ってきた男を勾留。その後、約25マイル(約40km)離れた場所で容疑者の少年を発見し、逮捕した。凶器と思われる銃器も回収したという。

 デイビス氏の死を受けて、クラウドファンディングプラットフォームのGoFundMe上では、葬儀費用を賄うための募金活動が行われており、記事執筆時点で約350万円(2.5万ドル)が集まっている。デイビス氏には10歳の息子がいたという。(フロントロウ編集部)

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