カンヌ国際映画祭に出席したエルザ・ホスク
2023年も数多くのセレブが出席した、第76回カンヌ国際映画祭。世界3大映画祭のうちの1つであるカンヌ国際映画祭はセレブたちの美しい装いも注目の的で、今年のカンヌで“優勝”との呼び声が高かったのは、ヴィクトリアズ・シークレットの広告塔であるエンジェルとして活動していたエルザ・ホスクのドレス姿。
ドレスが斜めになって、コルセットが見えている少し不安になるようなドレス。じつはこのドレスは最初からこのようなデザインで、ヴィクター&ロルフ(Viktor&Rolf)のオートクチュールコレクションで発表された1着。
「後期資本主義のワルツ」と名づけられたヴィクター&ロルフのオートクチュールコレクションは、上下逆さまになったドレスや横むきや斜めになったドレスなど型破りなドレスが続々とランウェイに登場して話題に。
このコレクションで発表されたドレスを実際にエルザがカンヌ国際映画祭の舞台で着用した。
カンヌ国際映画祭では、“正装”と呼ばれる王道のドレスを着用するセレブが多いなか、エルザは遊び心たっぷりなものをチョイス。その理由について「このドレスがランウェイから降りてくるのを見たとき、回転して動くとドレスが現実のものには思えず、美しく、時に奇妙にさえ見えることに圧倒されました。それは私にとって、息を飲むだけでなく、ファッションはあまり真剣に考えないでいいことを思い出させてくれる経験でした。このドレスでなければならなかったと思います。私がカンヌで初めて着たドレスをバラバラに解体したロックンロールバージョンのようで、私はとても気に入りました」とインスタグラムで語った。
2017年に初めてカンヌ国際映画祭に出席した際も、シンデレラのようと絶賛されたエルザ。
今回のドレスはまさに当時のドレスの進化版と言っても過言ではないものだった。(フロントロウ編集部)