シングルマザーに育てられた
1995年にボストンで誕生したサッシャ・カジェは、10歳の時にシングルマザーだった母の祖国コロンビアで約2年暮らし、再びアメリカに戻ってきたという。英語とスペイン語が母国語。母のことは「人生最大の愛」とSNSで呼んでおり、「ありのままの私を愛してくれてありがとう」と感謝している。
『ハイスクール・ミュージカル』のガチ勢
学生時代にアメリカで大ヒットしていた『ハイスクール・ミュージカル』にハマったサッシャ・カジェ。ガブリエラに扮して学校の音楽コンテストに出場した思い出をSoap Opera Digestで明かしたことがある。歌もうまく、インスタグラムではベースを弾きながら歌う様子をアップしている。
アルバイトを掛け持ちして夢を追う
俳優を目指してロサンゼルスで暮らし始めたサッシャ・カジェは、レストランでの接客からケータリングまで、食べるためにあらゆるアルバイトを掛け持ちしたとEntertainment Weeklyに明かした。
『ザ・ヤング・アンド・ザ・レストレス』でエミー賞ノミネート
CBSの昼ドラマ『ザ・ヤング・アンド・ザ・レストレス』のローラ役が俳優としての最初のブレイク作に。2018~2021年に出演し、2020年にはデイタイムエミー賞のドラマシリーズヤンガーパフォーマー賞にノミネートされた。
LGBTQ+コミュニティのために声をあげている
プライド月間やLGBTQ+を可視化する日であるスピリット・デイなどには必ずSNSに何か投稿を行なっているサッシャ・カジェ。GLAAD(中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟)のアワードに登場したことも。本人はセクシュアリティや恋人の存在は明かしていない。
『ザ・フラッシュ』の合格はサプライズで知らされた
Varietyいわく、『ザ・フラッシュ』のアンディ・ムスキエティ監督はスーパーガール役を探すために400人の俳優と会ったという。その中からサッシャ・カジェは選ばれたわけだが、合格を伝えた日、監督は「まだ聞きたいことがいくつかある」と言ってじらすと、「聞いてください。(結果が知らいたくて)うずうずしている」と笑うサッシャに、「君は飛べる?」と質問。困惑するサッシャに「じゃあ飛ぶためにはこれが必要だね」とスーパーガールの衣装を見せる、というドッキリを決行。サッシャがその場で泣き崩れる感動の動画は、監督のインスタグラムにのちにアップされた。
スーパーガール役で学んだことは「希望」
「スーパーガールが教えてくれたことがあるとしたら、それは希望。何でも可能なの。そうじゃないとは誰にも言わせないで!」そうツイッターで吠えたサッシャ・カジェ。
その日食べるものを得るためにエキストラの仕事を探していた自分が、史上初のラテン系のスーパーガールをビッグスクリーンで演じている。そんな自身のサクセスストーリーを役に重ねながら、フラッシュやバットマンもびっくりの最強パワーを持つスーパーヒーローを演じているのではないだろうか。
(フロントロウ編集部)