エル・ファニングが10代の頃に役を逃した“とんでもない理由”
映画『マレフィセント』やドラマ『THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~』などの出演作で知られるエル・ファニングが、16歳のときに「性的魅力がない」という理由でオーディションに落ちたことを米Varietyのインタビューで明かした。
「素晴らしいマネージャーやエージェントに恵まれた」というエルは、周りの大人たちが“不適切な意見”から守ってくれおかげで、その多くを耳にせずに済んだが、それでもなかには彼女の耳に入ってしまったものもあったという。
「この話をするのは初めてですが、ある映画に挑戦したことをあったんです。そもそもオーディションに受からなかったし、結局、その映画は作られずに終わったと思うのですが、父娘のロードトリップ・コメディでした。(オーディションに落ちた理由について)エージェントからは何の連絡もありませんでした。彼らはそういうことを私に教えてくれないので。彼らが選別したコメントのなかにはもっと有害なものがたくさんあるはずですから、フィルタリングシステムは本当に重要だと思います。でも、この件については私の耳に入ってしまったんです。当時、私は16歳でした。ある人が『彼女が父娘のロードトリップ・コメディのオーディションに落ちたのは、ヤりたいと思わないから』と言ったんです」
続けて、エルは「すごく気持ち悪いですよね。今なら『なんて気持ち悪いブタ野郎なんだ』と笑い飛ばすことができますけど」と語った。
なお、幼い頃からショービズ界に身を置くエルは、「私はいつも絶大な自信を持っていたのですが、(仕事の都合上)当然ながら人目に晒されながら育ったわけで、それは奇妙なことでした。12歳の頃に撮られたパパラッチ写真を見て、『この年齢でこういう風に映し出された自分の姿を見ることは、果たしていいことなのだろうか?』と思ったこともあります。傷ついたとは思っていませんが、自分を強く意識するようになったのはたしかです」とも述べている。
ちなみに、今回のインタビューに同席していた俳優のナターシャ・リオンも10代の頃にオーディションで不適切な扱いを受けた経験があるそうで、「14歳か15歳のときに映画『ロリータ』のリメイク版のオーディションを受けたのですが、そこで『ゆっくりバナナを食べてください』と言われました。どうかしています」と明かしている。 (フロントロウ編集部)