『AND JUST LIKE THAT… / セックス・アンド・ザ・シティ新章』オフィシャル・インタビュー
U-NEXTで独占配信中の新シリーズ『AND JUST LIKE THAT… / セックス・アンド・ザ・シティ新章』において、シンシア・ニクソンが演じるミランダは、メインキャスト3人のなかで最も多くの変化があったキャラクターと言っていいだろう。弁護士としてのハイクラスな職を去り、夫スティーブとも別れて、新しい恋人であるチェ・ディアスと暮らすために慣れ親しんだニューヨークを離れてカリフォルニアに移住したミランダ。
この展開について「心地良く安心できる場所から彼女を連れだした」と語るシンシアは、こう続けた。
「彼女は長い間眠っていたのです。そして彼女は目覚めた。そして目覚めたことにとても感謝している。彼女が結婚した男性は、非常に家庭的で、予測可能な生活を好んだ人でした。すべてが快適で、新しいことは何もなかった。そして彼女は、彼を傷つけたくなかったから長いことそれに合わせていた。だから、自分が罠にハマっているわけではないことに気づき、ドアを開けて外に出られた幸運に驚いたのです。今の彼女は、自分が知らなかったことや、得意ではないことを経験しています。素晴らしいことではありませんか! よく言いますよね。年を取っても脳を活性化させておきたいなら、難しいけど外国語を学べと。右利きなら左手で生活してみよと。後ろ向きに歩いてみよと。慣れていないから変な感じがするこれらのことこそ、脳の経路を開いて鋭敏にしてくれるのです。ミランダにとって、鋭敏でいて新発見を続けることは本当に重要なことなのです」
オリジナルシリーズは、それまでのテレビでは描かれてこなかった30代の本音やリアルを伝えた伝説的ドラマだが、新シリーズはどうなのだろうか? ドラマで描かれる内容はすべてライターたちや彼らの友人知人の実体験だと明かしたシンシアは、“And Just Like That…(そして、こんな風に…)”というタイトルにも触れて、こう語った。
「新シリーズに関しても、50代の多様な女性たちを中心としたこんな番組はないですよね。タイトルも実に示唆的だと思っています。新シリーズの大きなテーマのひとつは、人生は思いもよらない時にあっという間に大きく変化できるということなのです。ビッグが亡くなるという恐ろしいことがあり、突然、未亡人となり、ソウルメイトを失う。良い方向に好転するときもありますね。大企業での法律の仕事を辞めて、問題ではなく解決策の一部になりたい、この先どうなるかはわからないけど古い人生とはサヨナラしたいと言う」
シンシアとしては、シーズン3までシリーズを続けることは可能だと思うのだろうか?
「間違いなく出来ると思います。シーズン2を通して大きな出来事がありますが、とくにラストはすごいですね。シーズン3があることを願います。シーズン1では、新しいキャラクターたちを紹介して関係性を構築することにたくさんの時間を取られましたが、シーズン2では全力で行けたと思っています。ようやくノッてきたので、シーズン3ができれば素晴らしいですよね」
『AND JUST LIKE THAT… シーズン2 / セックス・アンド・ザ・シティ新章』はU-NEXTにて見放題で独占配信中。