8歳の少年がスパイダーマンになるためにわざとクモに噛まれる
マーベルのスーパーヒーロー、スパイダーマンに憧れるボリビア在住の8歳の少年が、スパイダーマンになりたくて、わざとクモに噛まれたとスペインメディアのEFEが報じた。
少年が刺されたのは「クロゴケグモ」、英名で「ブラックウィドウ」と呼ばれる毒グモで、メスには黒と赤の特有の模様がある。
『スパイダーマン』の主人公ピーター・パーカー/スパイダーマンは、特殊なクモに噛まれたことがきっかけでクモ由来の超能力を得ることから、少年は手のひらにクロゴケグモをのせて噛まれるのを待ったという。噛まれた直後は体調に問題はなかったが、3時間が経過した頃に、体の痛みと激しい筋肉の収縮を経験し、気分が悪くなり始めたとEFEは伝えている。
クモに噛まれたことを聞いた母親は少年を地元の保健センターに連れて行き、そこで紹介された病院を受診した。少年はクモを瓶に入れて持ち帰っていたことから、噛まれたクモがクロゴケグモであったことが判明。医師から抗毒薬を投与された少年は、約30分後には体調が回復したそう。
地元保健局の責任者であるエルネスト・バスケス氏はEFEの取材に対し、「少年がスパイダーマンになりたいという理由でクモに噛まれたことを知って、私たちは非常に懸念しています。クロゴケグモに噛まれてもスパイダーマンにはなれません。それどころか、彼らは命を危険にさらします」と警鐘を鳴らしている。