ウィル・スミスが1997年の大ヒット作『メン・イン・ブラック』の主役をオファーされたときの、スピルバーグ監督との超ハリウッドな「逸話」を披露した。(フロントロウ編集部)

ヘリコプターを飛ばして説得に当たったスピルバーグ監督

 米時間8月3日、動画配信サービスPeacockのトークショー番組『Kevin Hart's Hart to Heart Show』にゲスト出演した俳優のウィル・スミスがお断りしかけた作品について触れた。

 ウィルは映画『メン・イン・ブラック』の出演オファーを受けたとき、当初は「出演したくない」と思ったという。「『インデペンデンス・デイ』に続けて『メン・イン・ブラック』には出たくなかった。連続でエイリアン作品は避けたかったのです」と話したウィル。

 「どうやって説得されたんですか?」と聞いた司会者のケヴィン・ハートに、ウィルは、「スティーブン・スピルバーグが僕のもとにヘリコプターを寄こしました」とひと言。しかもウィルは続けざまに、「ヘリは彼の自宅に着陸しました」とまたまた仰天発言。話したいからヘリを飛ばすのも壮大な話だが、自宅にヘリが着陸できるなんて、映画のような話だ。当時まだ若手俳優だったウィルを圧倒させてうんと言わせるとうい、スピルバーグ監督の交渉術だったのかもしれない。

画像: ヘリコプターを飛ばして説得に当たったスピルバーグ監督

 ウィルは迎えのヘリコプターに乗り込み、スピルバーグ監督の自宅へ。監督と対面して、直接映画の出演を説得されたそう。このときの様子をウィルは、「炭酸水入りのレモネードを初めて飲みました。(これを出されたら)Noとは言えません」と、当時自身が経験した“富の絶頂”を冗談交じりに話した。

 スピルバーグ監督の説得が無事に実り、『メン・イン・ブラック』に主演したウィル。その後の映画のメガヒットは誰もが知るところ。ちなみにウィルが全盛期に出演した作品はすべて、ウィルが「見る目がある」と話すビジネスパートナーのジェームズ・ラシターが選んでいたそうで、大成功した『メン・イン・ブラック』だけでなく、アカデミー賞ノミネートをもたらした『ALI アリ』や『幸せのちから』も、すべてウィルはやりたくなかったがジェームズがやるべきだと推した作品だそう。

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