ジェームズ・ガン監督がロケットとグルートの出会いを明かす
8月2日よりディズニープラスにてシリーズ最新作『VOLUME 3』の配信がスタートしたMCUの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ。同作ではロケットの過去が描かれたが、先日、シリーズの監督を務めたジェームズ・ガンがロケットとグルートの出会いについてその詳細を明かした。
ロケットとグルートはシリーズ1作目でガーディアンズを結成する前から一緒にいた2人だが、シリーズのなかで2人の出会いに言及されることはなかった。ガン監督によれば、当初は、2人を描いた短編の制作を進めていて、そのなかで2人の出会いについて触れる予定だったという。
ロケットとグルートの出会いを描いた短編が存在した
今回、ジェームズはメタ社の新たなソーシャルメディアであるスレッズで、ファンからの“ティビウス・ラーク(Tibius Lark)という人物の正体を明かしてほしい”という質問に返答した。ティビウス・ラークは、シリーズ1作目でガーディアンズがノヴァ軍に捕まった際、グルートの“協力者”として名前だけ記されていた人物で、その正体についてはこれまで明かされていなかった。
ガン監督はファンへの返信で、「ロケットとグルートの出会いのオリジンを説明するショートフィルムを書いていた」ことを明かした上で、「その短編では、ティビウス・ラークとグルート、ロケットが地中深くの井戸に幽閉されていました。ティビウスは死にかけていました。ティビウスはロケットに、自分が長年にわたってグルートの面倒を見てきたことを伝えました」と説明。
ティビウスについては次のように続けた。「彼は銀河系側の腐った動物園の飼育園でした。そこで展示されていたグルートを救出して、グルートは忠実な友人だと説明しました。彼はロケットにグルートの面倒を見てほしいと頼み、息絶えました。ティビウスが亡くなくなり、ロケットが暗い部屋の下のほうに目を向けたときに、彼がロボットだということに気が付きました。彼の下半身が開かれ、機械が見えたのです」。
「上にいる警備員たちが何かの音に気がつき、身体を向けると、ロケットとグルートが地中から飛び出してきました。グルートの肩の上に乗っていたロケットの腕は、ティビウスのパーツで作った機関銃になっていて、彼は警備員を全員撃ち、逃走。2人はガーディアンズたちに出会うまで一緒にいました」とガン監督は続けて、ロケットとグルートが出会った経緯を明らかにした。
ガン監督によれば、テスト映像も作られたというこの短編は「ストーリーボードにも起こしましたし、ロケ地も探しました」と言うが、シリーズ1作目の制作が本格化したことで制作は中断してしまったという。
ガン監督はソーシャルメディアでファンからの質問に積極的に答えてくれることで知られており、以前には、グルートの言葉をガーディアンズが理解できる感動的な理由もソーシャルメディアで明かしている。