ハリー・ベイリーがソロデビュー曲「Angel」をリリース
ディズニー映画『リトル・マーメイド』で主人公のアリエルを演じ、2歳年上の姉クロエとのクロエ&ハリーとしてのアーティスト活動でも知られるハリー・ベイリーが、ハリー(Halle)名義でのソロデビューシングルとなる「Angel」をミュージックビデオと共にリリースした。
日本でも大ヒット中の映画『リトル・マーメイド』のアリエル役で広く知られるようになったハリーだが、元々はアーティストとしてキャリアをさせており、ビヨンセのお墨付きを得て、彼女のマネージメント会社と契約してデビューした超実力派のアーティストでもある。クロエ&ハリーとしてはデビューから2作連続でグラミー賞にノミネートされるなど、アーティストとしても高い評価を得てきた彼女が、ついに「Angel」でソロデビューを果たした。
【解説】「Angel」は黒人の少女やすべての人たちに向けたエンパワ・ソング
ハリーは「Angel」をリリースするにあたって声明で次のように述べている。「この曲は私にとってものすごく特別で、私の心のそばにある大切な曲です。これまでの3〜4年間であらゆることを経験してきたなかで、突如として、自分があらゆる周囲の目や意見に囲われていることに気がついた私にとって、自分自身や、自分らしさに疑問を感じるのは容易なことでした」。
「私にとってこの曲はそうした感情から這い上がるためのマントラであり、自分がこの地球上で取り組んでいることも、自分自身も大切だということを自分自身に誓うものでした。私は自分自身を抱きしめ、自分自身やありのまま私らしさを誇れるようになりたいと思いました。他のブラウンやブラックの女の子たちやみんなにも、この楽曲の言葉を聴いて、受け入れられ、尊重され、励まされているように感じてもらえたら嬉しいです」。
ハリーの言葉通り、「Angel」は一人一人が美しい「天使(angel)」であるというメッセージが歌われた楽曲となっていて、歌詞では次のように歌われる。「ブラック・ガールのヘアを持つブラック・ガール/こう見えるために太陽が少しキスをしてくれた/神様が送り込んだ あなたは天使/天があなたの光をまとう/天は知っている あなたが天使だって」
「Angel」のミュージックビデオはこちら。
レイチェル・ゼグラーやヴァネッサ役もリアクション
ハリーがソロデビューすることを発表した投稿には、多くのセレブからもリアクションが。姉であるクロエから「待ちきれない。あなたはいつだって私の天使」というコメントが寄せられたこの投稿には、ゼンデイヤやシザがいいねしているほか、ディズニープリンセス同士でお互いをサポートし合ってきたことで知られる、ディズニー実写映画『スノー・ホワイト(原題)』で主人公の白雪姫を演じるレイチェル・ゼグラーもいいねでリアクションした。
さらに、「Angel」がリリースされると、『リトル・マーメイド』でアースラの化身であるヴァネッサを演じたジェシカ・アレクサンダーも、インスタグラムストーリーズでこの曲をシェア。ハートや輝く星の絵文字を添えて、映画では敵同士を演じたアリエル役の新たな門出をお祝いした。
「Angel」で新たにソロアーティストとしての第一歩を踏み出したハリー。ソロデビューアルバムについてのニュースなどはまだ聞こえてこないが、幅広い分野でその才能を発揮している新時代のアイコン、ハリーのこれからがさらに楽しみになった。