シャーリーズ・セロンが女性の加齢に持論
映画『ワイルド・スピード』シリーズや『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などへの出演で知られるシャーリーズ・セロンが、自身に向けられてきたという“整形失敗疑惑”に反論した。現在48歳のシャーリーズは、女性が置かれている不平等な状況について何度も声をあげてきたフェミニストとしても知られているが、今回、男性と女性で歳を重ねることの捉えられ方がいかに違っているかについて米Allureとのインタビューで語った。
インタビューのなかで、「ずっと問題だと思っていたのが、男性は良質なワインのように歳を重ねると(言われると)いうのに、女性は切り花のよう(に枯れていくと言われる)ということです」と、男性は加齢でより“味が出てくる”ように捉えられている一方で、女性はその真逆だとシャーリーズは指摘して、次のように続けた。
「私はそういう考えを嫌悪しますし、立ち向かいと思っていますが、女性は自分が正しいと思う方法で歳を重ねていきたいと感じているようにも思っています。私たちが(加齢という)道のりをどのように経験しているかに、もう少し寄り添うべきだと思うのです」。
女性たちも、どのように歳を重ねたいと思っているかは1人1人違うとしたシャーリーズだが、自分自身については“自然”な形で歳を重ねているように感じているという。加齢による見た目の変化に、“整形手術を失敗したのではないか”と思われることもあるというが、シャーリーズはそうした“疑惑”に次のように反論した。
「フェイスリフトをしたと思われているんです。『彼女は顔に何をしたの?』って。『私はただ歳を重ねているだけ! それは酷い美容整形手術を受けたことにはならない。自然な成り行きだよ』っていう感じですよ」。
ディオール(Dior)のアイコニックな香水である「ジャドール」のミューズを長年にわたって勤めてきたシャーリーズは、「今になってみると、広告で自分の顔を見てきた私の道のりは結構笑えます」としつつも、歳を重ねることは好きだとして、次のように語った。「私の顔は変化しているし、私は自分の顔の変化も、歳を重ねることも愛しています」。