シャーリーズ・セロンが25歳のときの身体を望む理由
若い頃から社会派作品やヒューマンドラマ、アクション作品など、様々な作品に出演してきたシャーリーズ・セロン。現在48歳になったシャーリーズは、もしも取り戻せるとしたら25歳のときの顔よりも、25歳のときの身体のほうが欲しいという。
「(25歳の頃の)自分の顔以上に、25歳の頃の自分の身体がほしいですね。壁に投げられても、次の日まで痛みが残らないので」とシャーリーズは米Allureに語った。
もちろん、シャーリーズが話している「壁に投げられても」は、アクション映画を撮影しているときのこと! 『ワイルド・スピード』シリーズや、続編の配信が控える『オールド・ガード』などで今なおキレキレのアクションを披露しているシャーリーズだが、最近ではアクション映画に出演すると「ものすごく落胆してしまう」ことがあるという。
それは、アクションで怪我をしたときに、加齢から回復が遅くなってしまっていること。「今アクション映画を作る時にものすごく落胆してしまうのが、もしも怪我をしてしまったら、20代の頃よりも回復するまでに遥かに長い期間がかかるということです」とシャーリーズは語ると、その影響は日常生活でも感じるとして、笑いながら次のように続けた。
「今では、ワークアウトしない日を3日でも空けてしまうと、ジムに行ったときに歩くことすら難しくなります。トイレに座ることすらできないんですよ」。
加齢の影響は役作りにも
アカデミー賞主演女優賞を受賞した2003年公開の映画『モンスター』では、大幅に体重を増量して撮影に臨むなど、徹底した役作りでも知られるシャーリーズだが、そのように体型まで寄せるという役作りも、現在はできないと考えているという。
「27歳のときに『モンスター』の撮影をしました。一晩で30ポンド落としたんです。3食を抜いただけで通常の体重に戻りました。それから、43歳で『タリーと私の秘密の時間』に出演したときは、体重を落とすのに1年くらいかかって、主治医に『私、死んでしまうかもしれません。体重を落とせないんです』って電話したのを覚えています」。
体重が落ちないとして助けを求めた主治医からは、こう返ってきたという。「『あなたは40歳を超えています。落ち着いてください。かつてのような代謝ではないのです』と。誰も聞きたいことではないですよね」。
「もう二度と、映画に出るときに『わかった、40ポンド増やすよ』なんてことは言いません。それを落とすことができないので、そういうことは二度としないつもりです」とシャーリーズは語って、今後は体重を大幅に変化させるような役作りは行なわないとした。