映画『バービー』の“スピーチ”が注目集めるグロリア役アメリカ・フェレーラ
ドラマ『アグリー・ベティ』で知られるアメリカ・フェレーラが、思春期の娘との関係に悩む母グロリア役で出演する映画『バービー』。全米ではワーナー・ブラザース映画歴代１位のメガヒットとなっており、日本でも、公開初日は多くの劇場が満席に。興行収入の構成比率においては、東京で2023年に公開されたワーナー・ブラザース映画作品の平均の200%を記録した。
グレタ・ガーウィグ監督とプロデューサーも務めたマーゴット・ロビーたちが作る世界観と作品が持つメッセージ、さらに、ライアン・ゴズリングらが演じるケンたちのコミカルな演技などが大絶賛されるなか、SNSを中心に話題を集めているのが、人間の世界に存在するマテル社で働くグロリアが行なうスピーチ。
映画『バービー』のプレミアにて、右からアメリカ・フェレーラ、グレタ・ガーウィグ監督、マーゴット・ロビー、ライアン・ゴズリング
思春期を迎えた娘との関係がうまくいかず、ふがいない日々を送っていたグロリアは、人間界にやってきたバービーと出会ったことで一変。バービーを手助けするだけではなく、やがてバービーの背中を押すような頼もしい存在になる。バービーが窮地に陥った時、彼女が発言した「女でいるって本当に大変。母親業は楽しめ、でも子ども自慢はダメ。キャリアは持て、でも周りの世話もしろ。美しくいろ、でもやりすぎるな…」と、女性でいることの生きづらさがあふれ出る言葉は、「グロリアに感情移入しすぎて号泣」「グロリアの演説に全てが詰まってたよ」「アメリカ・フェレーラ演じるグロリアのスピーチでは拍手をしてる観客もいて忘れられない映画体験ができた」などと、観客の心を大きく揺さぶっている。バービーランドから人間の世界へ旅立ち、様々な困難にぶち当たったせいで、始めて“つらい”経験をするバービーに、グロリアはどんな言葉をかけたのか？“注目の名スピーチ”はぜひ劇場で確かめてみてほしい。
アメリカ・フェレーラ、バービーとの関係や映画の見どころを語る
そんなグロリアを演じたアメリカ・フェレーラが登場する特別映像を解禁。
アメリカはまず、「実はバービーは好きではなかったの」と告白。子どもの頃に遊んだ記憶はなかったそうだが、「バービーの世界はとても楽しい。女性の愛と力がつくる魅惑的な雰囲気がある」と、本作で体験したバービーランドには夢中のよう。
「脚本を受け取ったとき、グレタとマーゴットはある視点をもってこの作品をつくってくれるだろうという信頼がありました」と、脚本段階から作品に惚れ込んでいたことを明かしたアメリカ。「脚本を読み終わったときには、私はすでにバービーになっていました。本作の物語には人間らしさがふんだんにあり、すべてのキャラクターの感情も幅広く描かれていて、読みながら笑うと同時に涙も流れたんです。とても魅力的なこの物語やキャラクター、とくにグロリアにとても惹かれました」とコメント。
本作では、人間の世界へ旅立ったバービーたちの前に、現実の酸いも甘いも知る、大人の女性であり母親であるグロリアが現れることで、バービー自身も段々と変わっていく姿が描かれる。知らない世界で本当に大切なものに気づいていくバービーの旅路には、私たちの心を揺さぶるドラマが待ち受けており、アメリカが話す“笑って、泣ける展開”にもぜひ注目してほしい。
