テイラー・スウィフトのコンサートの警備員がルールを破って解雇される
シンガーのテイラー・スウィフトのコンサート中に歌を口ずさんでいるところを目撃されて話題になった警備員のカルヴィン・デンカーが、仕事をクビになったことをTikTokで明かした。
カルヴィンがテイラーの楽曲「Cruel Summer(原題)」を一緒に歌っているところを収めた動画は、TikTokで300万回近く再生され大バズりした。やはり、勤務中に歌っていたことがマズかったのだろうか? カルヴィンによると、解雇されたのは“歌っていたから”ではなく、最前列にいた一部の観客に“自分とテイラーが一緒に写っている写真を撮ってほしい”とお願いしたことが理由だという。
「コンサートの1日目を終えて、(ステージ上の)テイラーと自分の距離がすごく近いことに気づいた。コンサート中に自分の携帯電話を出すことは許可されていないから、テイラーが僕のすぐうしろに来たときに(自分とテイラーが一緒に写るように)写真を撮って、それを僕の番号に送ってほしいと書いたメモを渡したんだ。2日前の夜に、最前列にいた何人かの人たちに(そのメモを)渡したんだけど、みんなとても親切で、好意的な反応だったよ」
しかし、カルヴィンが勤めていた警備会社は、自社のスタッフがアーティストと写真を撮ることを禁止しているそうで、彼が観客にメモを渡したことを問題視し、解雇を言い渡した。
「僕の連絡をしてきた人事担当の女性は、具体的に何がいけなかったのか説明することができなかった。僕は写真を撮ってほしいとお願いしただけで、それは他のコンサートでもよくあることだ。唯一の例外は、自分が写っている写真を確実に入手できるようにしたってことだけ」と、解雇理由に納得がいっていない様子だったが、素晴らしいコンサートで警備員として働くことができたので、自分をクビにした会社を恨んではいないとしている。