専門家が教えるプレワークアウトサプリの基礎
筋トレなどのワークアウトに励む人の間で人気が高い、プレワークアウトサプリメントと呼ばれる種類のサプリメント。プレワークアウトサプリは、運動前に飲むよう考えられてつくられたサプリの総称で、運動後に飲むことが多いプロテインなどと併用して取り入れる人が増えている。
とくに欧米ではその人気がすさまじく、市場規模も大きい。専門ブランドも次々と登場していて、女性向けのプレワークアウトサプリやヴィーガン処方のプレワークアウトサプリなども販売されている。錠剤やパウダーはもちろん、液体タイプやゼリータイプ、グミタイプなどその形状も幅広い。
日本でも近年少しずつ需要が高まっていて、ラインナップも増加傾向に。でも欧米にくらべるとまだまだ知名度が低いだけに、どんな効果が期待できるのか、どんな種類を選べばいいのかイマイチよく分からないことも。
そんなプレワークアウトサプリの基礎について、専門家の解説をご紹介。
プレワークアウトサプリを取り入れるメリット
気になるプレワークアウトサプリのメリットについて教えてくれるのは、スポーツ栄養学に基づいたワークアウト補助食品を展開するブランドCrazy Nutritionの製品開発者であるジェームズ・エイトケン氏。
エイトケン氏は、「プレワークアウトサプリは、エネルギーやスタミナレベル、集中力を高め、筋力や持久力、身体的パフォーマンスを向上させるのに役立ちます。結果的に、よりパワフルに、より長くアクティブに動くのをサポートしてくれます」と英Glamourで説明。
激しいトレーニングを乗り越えるのを手助けすることで、筋トレの成果を出しすくするということ。またプレワークアウトサプリの中にもさまざまな種類があり、選ぶものによっては回復をサポートに特化したものや、筋肉痛の予防が期待できるものもあると明かした。
服用する際には記載されている用法容量を守り、最初はできるだけ少量から取り入れるのが理想的だそう。また多量のカフェインが含まれていることが多いため、夜の摂取はできるだけ控えるようエイトケン氏はアドバイス。
どんなプレワークアウトサプリを選べばいい?
プレワークアウトサプリを初めて取り入れる場合、自分に合っているものが分からないことも。エイトケン氏が教える、目的別のオススメの種類をご紹介。
運動後の疲労を軽減させたい:BCAA
筋トレをサポートしてくれるだけでなく、疲労をできるだけ軽減させたい人にはBCAAが入ったプレワークアウトサプリがオススメだという。
BCAAとは、人間の体内では産生できない必須アミノ酸(EAA)に含まれるBranched Chain Amino Acidの略で分岐鎖アミノ酸のこと。分岐鎖アミノ酸にはバリン、ロイシン、イソロイシンの3種類が含まれ、タンパク質の材料として筋肉の分解を抑制。筋肉が分解されにくくなることで筋損傷や筋肉疲労を防ぎ、結果的に疲労を軽減してくれる。
マイプロテイン「BCAA」
マイプロテインの「BCAA」は、ロイシン、イソロイシン、バリンを2:1:1の割合で配合。飲みやすさでも高く評価されている。
ハルクファクター「BCAA」
ハルクファクターの「BCAA」は、3種類の必須アミノ酸(BCAA)のほか、β-アラニンやマルトデキストリン、エリストリール、クエン酸も入ったプロフェッショナル品質。人工甘味料不使用なのも嬉しいポイント。
瞬発力の向上を目指したい:クレアチン
瞬発力やスピード、パワーが重要な高強度かつ短時間の筋トレを取り入れている人にぴったりなのが、クレアチンが含まれるプレワークアウトサプリ。
クレアチンは元々人間の体内にある天然物質で、運動時のエネルギー源のひとつ。筋収縮に必要なエネルギーの供給をサポートし、瞬発系の運動パフォーマンスの向上も期待できる。重い重量を使ったウエイトトレーニングやHIITなどを取り入れるなら、クレアチンを積極的に摂取するのがオススメだそう。
グロング「クレアチン モノハイドレート」
グロングの「クレアチン モノハイドレート」は、限界に挑戦し続けるアスリートやトレーニーのエネルギー補給におすすめのサプリ。クレアチンモノハイドレート99.9%の高純度で、味や香りが少なく、ドリンクに混ぜて飲みやすいのが特徴。
DNS「クレアチン パウダー」
DNSの「クレアチン パウダー」は、厳重な品質基準をパスした「クレアピュア(Creapure)」ブランドのクレアチンモノハイドレートを使用。世界でもっとも普及しているサプリメントのアンチ・ドーピング認証プログラムのインフォームドチョイスを取得している。
専門家が教えるプレワークアウトサプリを取り入れるメリットとオススメの選び方。運動しているという人は、ぜひ一度チェックしてみて。