ヘビに噛まれすぐに体調不良に
クイーンズランド救急サービスによると、娘やきょうだいとイベントに参加していた69歳の男性は、隣にいた60代の男性の足にからみついたヘビを取り除こうとしたところ、ヘビに噛まれたという。男性はすぐに体調不良を訴え、その後、心肺停止の状態に。現場にいた医師や看護師が蘇生措置を行なったものの、現場で死亡したという。ヘビが足にからみついた男性は無事。
男性を噛んだヘビの種類は判明していないが、男性の症状から見て、オーストラリアに生息する体長約1.5~2メートルの毒ヘビであるブラウンスネークではないかと見られている。
当時、ブランスネークの解毒剤を積んだ救急車が現場に向かっていたそうだが、男性は帰らぬ人に。クイーンズランド救急サービスのクレア・バーテンショウ医師は、地元メディア『Sunrise』の取材に応え、「毒ヘビならば早急に解毒剤を打つ必要がある」としながらも、「必ず命を救ってくれるとは言えない」と語った。
南半球に位置するオーストラリアはこれから夏に入り、ヘビの活動期に入る。バーテンショウ医師は、「ドアを閉めるなど、ヘビが屋内に入ってこないように可能な限りの対策をしてください。ヘビはひんやりしたタイルを求めて家の中に入ってこようとしますから」と、オーストラリア国民にアドバイスした。