警察官に噛みつき、本来ならば実刑判決を受けてもおかしくなかった女性。しかしある物がなかったせいで重い罰を免れた。

夫の逮捕を止めようとして警察官に噛みつく

 豊かな自然が魅力のイギリス・カンブリア州にあるワーキントンという町で、奇妙な事件が起こった。近隣住民同士のいざこざの通報を受けた警察が現場に到着すると、30代の夫婦が別の女性と口論になっていたという。他人の敷地から去ることを拒否した夫婦を警察官が逮捕しようとしたとき、妻が夫の逮捕を阻止しようと警察官の腕に噛みついた。

 この噛みつき行為のせいで、加重暴行罪で最長6か月の拘禁刑に処される可能性が出た女性。しかし裁判で、女性の弁護士が驚きの主張をした。それは、女性は歯がほとんどないため深刻な暴行は加えられないというもの。

 女性の弁護士は「(噛む行為は)歯があるせいで深刻なものとなる」として、女性には危害を及ぼすほどの歯がないため、噛みつきは加害要因とはみなされないと主張。8月に裁判所がこれを認めたため、260ポンド(約4万8000円)の罰金刑のみとなったと、地元紙のThe Mail in South Cumbriaが報じた。

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