複数の熊に襲われていると警察に通報した男性。しかし本当は襲われていなかった。
熊に襲われていると自作自演してまで車で森を出たかった男性
ウェストバージニア州の保安官事務所に虚偽の通報をした罪で男が起訴された。
ウェストバージニア州カナー郡の裁判所に提出され、地元メディアWOWK-TVが入手した刑事告訴状によると、「助けて!」と叫びながら通報してきた男は、森の中で何日も歩き続けている、スマホの充電がもうない、熊に襲われていると主張。話しているうちに熊の数は増えていき、最終的に、複数の熊にまわりを囲まれており、頭からケガをして出血もあると言ったという。
通報を受けて、さまざまな公的機関が通報者の居場所を突き止めるために連携。熊を追い払うために副保安官が非常灯とサイレンを使い、ヘリコプターも調達するところだったという。
しかしその後の調べで、男は森から自力で抜け出すのが億劫になり、保安官のクルマに乗せて欲しいと思い虚偽の通報をした疑いが出た。発見されたとき、男に目立った外傷はなかったという。
虚偽の通報の容疑で逮捕された男は、警察の時間を無駄にしたことに関しては謝罪したものの、通報時は泥酔状態だったため記憶が定かではなく、どうしても森から出る必要があったと、自分の行動の正当性を主張していたらしい。助けを求めるために、なぜ熊の話をでっち上げたかは分かっていない。